最高裁が大崎事件で原口アヤ子さんの再審開始を認めなかったことを受け、弁護団は26日、「横暴だ」と批判した。 弁護団によると、現在、高齢の原口さんは声を出すのが難しくなっているといい、本人の負担を考慮して後日に決定を説明するという。長女の京子さん(64)に電話で報告したところ、「裁判所のトップが決めたことなのですか」と呆然(ぼうぜん)とした様子で尋ね、「もうちょっとで楽になれると思っていました。諦めずに闘い続けたいと思います」と声を震わせたという。 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した鴨志田祐美弁護士は「大変悪い前例をつくってしまい、じくじたる思い。差し戻しなどもせず、突然(再審開始決定を)取り消すのは横暴。司法の最高府としての責任を果たしていない」と怒りをあらわにした。 鹿児島市内では、20年以上、弁護を担ってきた森雅美弁護団長が会見し、「再審開始決定しか考えていなかったので、まさかという思いだ」と吐露した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「新証拠」揺れる司法 逮捕から40年、鑑定に限界 大崎事件の再審棄却(産経新聞)
逮捕から40年。昭和54年に鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった大崎事件で、原口アヤ子さん(92)らの再審開始を認めなかった最高裁決定は、鑑定結果を厳格に判断し、再審の決め手となる「新証拠」にあたらないと判断した。かつて「開かずの扉」と言われた再審請求も近年は相次いで認められてきたが、今回の決定は、証拠の乏しい事件でのハードルの高さを浮き彫りにした。 刑事訴訟法は、無罪にすべき明らかな証拠を新たに発見した場合、裁判のやり直しを認めている。かつては誤審だと確実に判断できるレベルの証拠を求められたが、昭和50年に最高裁が出した白鳥決定は、新旧証拠を総合的に判断した結果、「判決に合理的な疑問が生じれば足りる」と、緩やかな新基準を示した。近年は科学鑑定などを決め手に、再審開始が認められるケースが相次いでいた。 原口さんを有罪とした確定判決の柱となるのは、共犯とされた元夫、元義弟、元おい(いずれも有罪確定)の自白▽「死因は窒息死」という解剖医の鑑定▽元義妹の目撃証言。弁護団は第3次再審請求審で(1)法医学鑑定(2)心理学鑑定を新証拠として提出した。 (1)は、被害者が自転車ごと溝に転落した事故などによる出血性ショックで死亡した可能性が高い、とするもの。(2)は事件当日に共犯者の元義弟が「殺してきた」などというのを聞いたという元義妹の目撃証言は「体験に基づかない情報が含まれている可能性が高い」という内容だ。 鹿児島地裁は(1)、(2)のいずれも確定判決に影響を与えると判断し、再審開始を決定した。福岡高裁宮崎支部は(2)を新証拠と認めなかったが、(1)を重視。死因が窒息死でなければ、これと矛盾する共犯者の自白や元義妹の証言の信用性には疑義が生じるとし、再審開始を支持した。 一方、最高裁は、(1)の影響力に疑問を呈した。 被害者の遺体は解剖の時点で腐敗が進み、「不鮮明」「不明」という所見が多数あった。さらに、(1)の鑑定人は遺体写真12枚のみで鑑定しており、鑑定の証明力には「限界があるといわざるをえない」と指摘。高裁支部は(1)を「決定的な意味を持つ証拠だと過大評価した」とした。高裁支部決定の屋台骨である(1)の証明力が否定された形だ。 元東京高裁部総括判事の門野博弁護士は「再審請求審の法医学鑑定は、証拠が乏しい中で相応の判断を示している。共犯者の供述には変遷など不自然な点もあり(最高裁が)『相応に強固な信用性がある』としたのは疑問だ」と指摘。「総合的に検討すれば再審開始を支持すべきだった。最高裁は新証拠に要求するハードルを高く設定しているように見える」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ブレーキランプなど黒く改造された軽乗用車 パトカーの追跡受けて車と接触 そのまま逃走(東海テレビ)
愛知県豊橋市で26日、パトカーに追跡されていた軽乗用車が軽四貨物に追突する事故を起こし、そのまま逃走しました。警察は当て逃げ事件として逃げた車の行方を追っています。 26日午後5時ごろ、愛知県豊橋市牛川町のT字路で、南に走っていた軽乗用車が反対方向から来た軽四貨物に接触し、そのまま逃走しました。 軽四貨物を運転していた豊橋市の自営業の男性(56)にケガはありませんでした。 軽乗用車は事故直前、現場から西におよそ3キロ離れた豊川市の交差点で、警察から停止を求められたものの逃走し、愛知県警のパトカーが追跡をしていました。 逃げた軽乗用車は、ブレーキランプとウィンカーが黒く改造された白の車で、警察が当て逃げ事件として行方を追っています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
五輪へ目光らせる防犯カメラ 競技会場と最寄り駅 警視庁が運用開始(産経新聞)
2020年東京五輪・パラリンピックでの雑踏警備に向け、警視庁は27日から、競技会場と最寄り駅を結ぶ動線に設置した防犯カメラの運用を始める。同庁は昨秋からカメラの設置を始め、「有明エリア」や「東京体育館エリア」など競技会場がある区域ごとに最大25台程度、合計140台を信号機のポールなどに据え付けた。 カメラは、「最後の道のり」に設置することにちなみ「ラストマイルカメラ」と呼ばれる。混雑が特に予想され、警備の重点区域となる。 27日は「東京スタジアムエリア」の武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)などで、五輪のテスト大会に位置付けられる近代五種ワールドカップ(W杯)ファイナルが開催されるのに合わせ、初めて運用を開始。会場に近接する京王線飛田給(とびたきゅう)駅などの周辺から歩道沿いに11台があり、カメラに写る範囲などを確認する。 撮影した映像はリアルタイムで警視庁本部に集約され、各競技会場の警察指揮所に送信。東京都や大会組織委員会とも共有する。大勢の観客らが滞留して起きる雑踏事故の未然防止に加え、テロや事件発生時の捜査、迷子の行方確認などにも活用を想定している。 運用エリアは順次拡大し、9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会などスポーツイベントのほか、海外要人の来日時にも利用を見込む。 五輪開催時期までには、人工知能(AI)に映像を分析させて不審物の発見などにつなげることも検討されているという。 警視庁の重久真毅(まさき)警備1課長は「1年余りに迫った東京五輪に向け、セキュリティー環境の整備、向上を進めていく」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹さん、ランニング仲間のノーベル賞・山中教授とジョークの応酬…ラジオ公開収録イベント〈5〉(スポーツ報知)
作家・村上春樹さん(70)が26日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催されたライブイベント「村上JAM」に参加した。 ディスクジョッキーを務める同局の特別番組「村上RADIO」の公開収録で作家活動40周年を記念して行われたイベント。会場にはノーベル医学・生理学賞受賞者で京大iPS細胞研究所・山中伸弥所長(56)も駆け付けていた。 村上さんは、壇上に山中所長を招き「ランニング友だちです。こないだもフルマラソンを一緒に走って、一緒だったベストタイム3時間27分を追い越されまして…」と紹介。「2週間後のフルマラソンでもいいタイムだったみたいですけど、友だちに『なんとか細胞、入れているんじゃない?』と言ってたんです」とジョークを繰り出すと「ドーピングはしておりません」と笑顔で返されていた。 さらに山中所長は「ランニングの時は春樹さんの英語のオーディオブックを聴いています。春樹さんの作品は筋が読めないので、しんどいランニングも気付けば終わってる」と愛読者であることを強調。その上で「あ、そうだ。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』っていう作品ありますよね。これから恋愛がどうなるのかってところで終わっちゃうんですよ!」と読者として“抗議”。村上さんが「そこがいいんですよ」と応じると「私が代わりに書きますから」とジョークで切り返していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹氏「不眠、肩こり、二日酔いしたことない」(日刊スポーツ)
作家の村上春樹氏(70)が26日、都内でDJに初挑戦したTOKYO FM「村上RADIO」の公開収録として、作家活動40周年記念ライブ「村上JAM」を開いた。村上氏は、応募1万2000人から抽選で選ばれた150人のファンの質疑応答に応じ、不眠も肩こりも二日酔いもしたことがないと言い切った。 村上氏は、女性から「『ウナギのように、コンコンと寝ています』と言っていますが夢は見ますか?」と聞かれた。同氏は「(夢は)寝ては見ないですね」と答えた。その上で「僕は起きて、夢を見ながら小説を書いているから、寝る時は見ないんじゃないか、と想像はしているんですけど」「小説を書くというのは、起きて夢を見ているようなことだから」と、夢に関して持論を語った。 その上で「ただ無心に寝ていますけど。泥の中のウナギのように、コンコンと寝ています。寝られなかったことはないですね」と笑みを浮かべた。さらに「肩こりも二日酔いもしたことがありません」と言うと、女性は「うらやましい」と感嘆の声を上げた。【村上幸将】 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹さんと坂本龍一、超大物同士の意外な接点は…ラジオ公開収録イベント〈4〉(スポーツ報知)
作家の村上春樹さん(70)が26日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催されたライブイベント「村上JAM」に参加した。 ディスクジョッキーを務める同局の特別番組「村上RADIO」の公開収録で、作家活動40周年を記念して行われたイベント。DJとして共演したミュージシャンの坂本美雨(39)とのやり取りでは「お父さん(坂本龍一)と昔、ごはんを食べたことあるけど、お父さん、左利きでしょ? お箸がぶつかって苦労した覚えがあります」と知られざる秘話を明かしていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹さん、90歳現役宣言「頑張ります」…ラジオ公開収録イベント〈3〉(スポーツ報知)
作家・村上春樹さん(70)が26日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催されたライブイベント「村上JAM」に参加した。 ディスクジョッキーを務める同局の特別番組「村上RADIO」の公開収録で作家活動40周年を記念して行われたイベント。大西順子、北村英治、渡辺貞夫ら日本ジャズ界の巨人たちが集結し、村上さんセレクトの計11曲を披露した。 御年90歳のクラリネット奏者・北村が「メモリーズ・オブ・ユー」「シャイン」を軽やかなタッチで披露すると、「僕も頑張らないと。まだ20年ありますけど、頑張ります」と、ファンにはうれしい「90歳現役宣言」が飛び出していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹さんがスガシカオに送ったFAXに記されたメッセージ…ラジオ公開収録イベント〈2〉(スポーツ報知)
作家・村上春樹さん(70)が26日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催されたライブイベント「村上JAM」に参加した。 自らディスクジョッキーを務める同局の特別番組「村上RADIO」の公開収録を兼ね、作家活動40周年も記念して行われたイベントには、ハルキストとして知られる著名人も参加した。 村上さんの短編「蛍」などを朗読した俳優の高橋一生(38)は「なんで呼んでいただけたのか、いまだに不思議な感じです」と緊張気味。ハワイで一緒にアジフライ定食を食べるほどの親交のあるシンガー・ソングライターのスガシカオ(52)は、代表曲「夜空ノムコウ」を披露し「最初(デビュー直後の時期)に『気に入りました』と送っていただいたファックスは今も飾っています」と“春樹愛”を語っていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
村上春樹氏「一晩でもやって」人生初公開収録ライブ(日刊スポーツ)
作家の村上春樹氏(70)が26日、都内でDJに初挑戦したTOKYO FM「村上RADIO」の公開収録として、作家活動40周年記念ライブ「村上JAM」を開いた。 【写真】「村上RADIO」公開収録で笑顔を見せる村上春樹氏と坂本美雨さんら 村上氏は、人生初の公開収録として開催したライブの、総合プロデュースを務めた。この日のステージには「20数年前からファンで、ライブがあれば通う」と心酔するジャズピアニスト大西順子(52)が音楽監督を務め、ジャズクラリネット奏者・北村英治(90)、サックス奏者の渡辺貞夫(86)ら日本を代表するミュージシャンがそろった。 村上氏は、早大第一文学部を卒業して、1979年(昭54)に「風の歌を聴け」でデビューしたが、専業作家になるまではジャズ関係の仕事をしていた。1974年(昭49)に東京・国分寺でジャズ喫茶「ピーターキャット」を開店。76年には同店を千駄ケ谷に移転し、営業するなどした経験を持つ。そのことを踏まえ「僕は昔、ジャズの店をやっていて、とてもこんなすごいメンバー、集まらなかったです。一晩でもやっていて欲しいくらい…そういうわけには、いかないしね」と感激した。 村上氏はMCの中で、ジャズ喫茶を経営していた当時の客から「無愛想だ」と言われたと明かした。 村上氏 まさか作家になるなんて思わないじゃない。最後の2年くらいは兼業だったんですけど…店をやってた頃は一生懸命、愛想良くやろうと思ったの。でも当時のお客さんに「無愛想だね」と言われて、あの時の努力は何だったんだ、と。 村上氏は今後の「村上RADIO」について「すごく楽しいし、出来るだけたくさん続けたいと思っています」と番組の継続に意欲を見せた。【村上幸将】 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース