政治

台風15号検証チーム「災害時、停電復旧を最優先」 中間とりまとめ(産経新聞)

 政府は16日、昨年9月の台風15号など一連の大規模災害に関する検証チーム(座長・杉田和博官房副長官)の会合を開き、大規模停電や通信障害、初動対応など課題解決に向けた今後の対応策に関する中間取りまとめを公表した。応急処置による停電の早期解消を最優先する「仮復旧」の徹底などが柱となっている。 台風15号では千葉県を中心に発生した大規模停電からの復旧に約2週間かかり、東京電力や自衛隊など関係機関の連携不足を余儀なくされたことから、停電対策に重点的に取り組む。電柱や配電線の倒木対策として鉄塔の技術基準も見直し、病院や上下水道施設など重要施設での非常用電源の導入を加速させる。 また、東電が被災の初動段階で停電の復旧見通しの修正を繰り返し、市民生活の混乱を招いたことを踏まえ、電力会社が原則24時間以内に被害状況を把握できるよう、巡視要員の配置やドローンの活用など情報収集態勢を強化する。 通信障害対策では、停電に伴う通信障害のエリア情報を携帯電話の利用者が閲覧できないケースがあったため、事業者が携帯電話の復旧見込みを公表する仕組みを6月末までに検討する。大規模災害の発生後、正確な被害状況が判明していない自治体に政府の職員を直ちに派遣し、被害状況を迅速に把握することも明記した。 政府は現在、昨年10月に発生した台風19号時の避難のあり方などの検証も進めており、3月末をめどに15号と合わせた最終取りまとめを公表する。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「憲法に自衛隊を明記しようではありませんか」 安倍首相発言詳報(産経新聞)

 安倍晋三首相は16日、自民党本部で開かれた党中央政治大学院主催の「まなびと夜間塾」であいさつし、「憲法にしっかりと私たちの自衛隊を明記し、憲法論争に終止符を打とう」と訴えた。首相の発言の詳報は次の通り。 ■社会保障改革は勝負の年 わが国は令和の新しい時代が始まり、この夏にはいよいよ半世紀ぶりの五輪・パラリンピックがやって来る。未来を担う子供たちに感動や夢や希望を与える大会にする。日本の新たな未来を切り開く大きなきっかけにしたい。 昨年、働き方改革、幼児教育、保育の無償化がスタートし、この春からは真に必要な子供たちの高等教育も無償化する。 安倍内閣は最大の課題、少子高齢化に真正面から挑戦していく。人生100年時代の到来をチャンスに、働き方の変化を中心に据え、年金、医療、介護、社会保障全般にわたる改革を進めていく。そうすることで現役世代の負担上昇を抑えながら、すべての世代が安心できる社会保障制度を作り上げていく。今年はまさに勝負の年となる。 日本は少子高齢化を迎えているので、平均寿命が長くなる。同時に生産年齢人口は減っていく。これは例えば年金財政においても厳しい条件だ。 皆さんも覚えていると思うが、昨年、年金の財政検証があった。参院選挙の後にその結果が出たが、党首討論では、選挙の前におかしいじゃないか、きっと悪い数字なんだろうという批判があった。確かに生産年齢人口は減少し、平均寿命が延びるので、所得代替率が落ちるのではないかといわれた。しかしみなさん、結果はどうだったでしょうか。結果は、所得代替率は改善したんです。私としては選挙の前に出してもらったほうがよかった。しかし政治はそういうことに介入してはならない。淡々としっかり財政検証し、その結果を示す。当然だ。さんざん、あの党首討論でしっかり財政検証について議論しないといけないといっていた人たちが今、議論しようといっていない。 なぜこうなったかといえば、実は生産年齢人口は450万人減ったが、厚生年金加入者が500万人増えた。なぜかといえば、まさに景気がよく、雇用情勢がよい。そして正規雇用が増えたからだ。 そして多くの女性の皆さんにも正規雇用として働き始めていただいた結果、支え手側に回ってもらった。そのことによって若い皆さんの負担が減少した。 ■時代にそぐわない9条は改正を 未来を見据えながら、教育、働き方、安全保障、わが国の社会システム全般にわたって改革し、新しい国づくりを進めていく中において、私たちはどういう日本を作っていくのか。国の基本を形作り、そして次の時代への道しるべとなるのがまさに憲法だ。 自民党は立党以来、憲法改正を党是としてきた。いうまでもなく、国民主権、基本的人権の尊重、そして平和主義の基本理念は今後も決して揺らぐことない。その一方で、現行憲法を制定してから70年余りが経過し、時代にそぐわない部分は改正を行っていくべきではないか。 その最たるものが憲法第9条だ。私は防衛大学校の卒業式に毎年必ず総理大臣として出席している。新任の自衛官となって、それぞれの部隊へと配属されていく、その門出となる式典だ。その若者たちが、最後に服務の宣誓を行う。「事に臨んでは危険をかえりみず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託に応える」。この宣誓の重みを、私は自衛隊の最高指揮官として常に深く胸に刻んでいる。 地震、火山の噴火、台風。記録的な豪雨、相次ぐ自然災害の現場には必ず自衛隊の姿があった。二次災害の危険もかえりみず、真っ先に現場に駆けつけるその姿は、救助を待ちわびる、不安な時を過ごす被災者の皆さんにとって、まさに希望の光であったと思う。 国民の命と幸せな暮らしを守り抜く、その揺るぎない使命感のもとに、今この瞬間も自衛隊の諸官は、24時間365日体制で日本の美しい国土を守り、領海・領空を守り抜くために全力を尽くしている。極度の緊張に耐えながら、荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥にまみれながらも強い誇りを持って国防という崇高な任務を全うしてくれている。 ■滑走路の横に「憲法違反」の看板 しかし、近年の調査でも自衛隊は合憲であると言い切る憲法学者はたったの2割にとどまっている。そして多くの教科書の中に、自衛隊の合憲性には議論がある旨の記述があり、自衛隊員の子供たちもその教科書で学んでいる。 茨城県百里基地の滑走路の横の山には、「自衛隊は憲法違反」という大きな看板がある。航空自衛隊の諸官も防空識別圏に入ってくる外国の戦闘機をはじめ飛行機に対してスクランブルをかけるが、その回数は相当増えている。 昼夜緊張した体制で日本の領土、領海、領空を守り抜くという決意を持ち、きわめて過酷な任務にあたっているにもかかわらず、彼らが国民を守るために飛び立とうとする横に、「自衛隊は憲法違反」という表示がある。この看板はこれから任務に就く自衛隊の所管が見るだけでなく、隊員の家族たちや子供たちも見る。みなさん、このままでいいんでしょうか。 創設から65年、自衛隊員たちはそのたゆまぬ努力によって国民の皆さんから確固たる信頼を勝ちえた。次は私たち政治家がその責任を果たさなければならない。そう決意している。全国25万の自衛隊員諸官が強い誇りを持って任務を全うできるよう、憲法にしっかりと私たちの「自衛隊」を明記しようではありませんか。そして憲法論争に終止符を打とうではありませんか。 ■国民の声は「改憲議論を進めよ」 先の参議院選挙や世論調査の結果を見ても、国民の皆さまの声は、「憲法改正の議論を前に進めよ」ということだと思う。こうした国民の声に押されて野党の皆さんも出席し、2年ぶりに衆院憲法審査会で自由討議が行われた。野党の中からも憲法の中身について議論すべきだという意見も出てきた。この大きな変化は民意の勝利だと思う。 自民党は「自衛隊の明記」をはじめ「緊急事態対応」、「合区解消・地方公共団体」および「教育充実」の4項目について、すでに憲法改正のたたき台を示している。憲法審査会の場で国民の期待に応える活発な議論を行い、与野党の枠を超えた議論を深める中で、令和の時代にふさわしい憲法改正原案を策定していただきたいと思う。 憲法改正の主役はまさに今日集まりの皆さん、国民の皆さまだ。どの項目をどのように改正するのか、あるいはしないのか、国民投票によって国民の皆さまが決める。衆参両院の第一党として自民党は強いリーダーシップを発揮し、全国津々浦々、国民的な議論を深めたいと考えている。 憲法改正への挑戦は決してたやすい道ではない。ずっと並んでいる歴代の自民党総裁、それぞれその時代に応じて全力を尽くしてきた。しかし残念ながら、立党の党是である憲法改正はいまだ成し遂げることができていない。しかし、必ずや、今度こそ、皆さんとともに成し遂げたいと決意している。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

二階派絡みは定番? 東京、静岡、新潟…自民公認争い過熱(産経新聞)

 衆院議員の任期満了まで2年を切る中、自民党内で衆院選挙区の公認争いが熱を帯び始めた。二階俊博幹事長が野党出身議員を党や二階派(志帥会)に入れた結果、他派の現職などと競合し、保守分裂になりかねない選挙区も目立っている。(広池慶一) ■長島氏の応援、二階派・土屋氏は? 「この地域では新参者だが、骨を埋める覚悟だ」 旧民主党出身で、昨年6月に自民入りした長島昭久衆院議員は6日、前回当選した東京21区ではなく、東京18区内のJR東小金井駅前で街頭演説に立った。 同区は立憲民主党の菅直人元首相の地盤だ。自民党は14日付で長島氏を同区支部長に充てると通知した。ただ、「土菅戦争」で菅氏と争った二階派の土屋正忠元衆院議員との溝は残る。 土屋氏は前回の平成29年衆院選も同区から出馬したが、菅氏に敗北。以後、同区の自民党支部長は空席だった。土屋氏は16日、産経新聞に「決定に反対はしないがまだ戦闘態勢だ」と強調。二階派のベテランは「土屋氏の応援がなければ長島氏は勝てない」と話すなど波乱要因は消えない。 ■対決続く岸田派、細野氏とも激突 公認争いが最も過熱しているのが静岡5区だ。 「東京五輪の年におそらく解散・総選挙がある。政治生命を懸けた戦いをやらなければならない」 先月29日、旧民主出身の細野豪志元環境相=同区=は静岡県富士市の街頭演説で、支援者約70人にこう語りかけた。細野氏は昨年1月、無所属のまま二階派に特別会員として入会。1万軒を戸別訪問するなど、支持のつなぎ止めに躍起だ。 これに反発するのが、静岡5区で議席を争ってきた岸田派(宏池会)の吉川赳衆院議員=比例東海=だ。吉川氏は選挙区で3回連続で細野氏に敗れている。吉川氏は先月30日、富士市の会合で「悔しい思いをしているが(選挙区を)諦めない」とリベンジを誓った。 党内には、いずれかが望月義夫元環境相の死去に伴う4月の静岡4区補欠選挙に国替え出馬するとの見方もあった。だが、16日までの候補者公募に細野、吉川両氏は応募せず、補選を舞台に調整する案は消えた。 岸田派は過去、山梨で二階派の候補と骨肉の保守分裂選挙を戦った経緯もある。静岡で妥協すれば派を率いる岸田文雄政調会長の求心力にも関わるだけに、吉川氏の選挙区公認にこだわる。二階派幹部も「(細野氏は)無所属でも十分勝てる」と引き下がらない。 ■細田派も旧民主・鷲尾氏と争う 新潟2区でも旧民主出身で昨年3月に自民入りした二階派の鷲尾英一郎衆院議員=同区=と、細田派(清和政策研究会)の細田健一衆院議員=比例北陸信越=が争う構図になっている。 細田派のベテランは「党県連は細田氏の選挙区公認を前提に鷲尾氏の入党を認めた」として、鷲尾氏の比例転出を働きかける。しかし、党の選対幹部は「鷲尾氏は勝算があれば無所属でも新潟2区から出る可能性はある。最後は2人の力勝負かもしれない」と語る。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

九州新幹線整備5方式の協議提案 国交省が佐賀県に(共同通信)

 九州新幹線長崎ルートで未着工となっている佐賀県内の新鳥栖―武雄温泉の整備方式を巡り、フル規格を目指している国土交通省は16日、佐賀県に対し、フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)など、これまで議論してきた4方式も含めて協議することを提案した。佐賀県は「提案を分析、整理する」と回答を保留した。受け入れた場合、国は、佐賀県とは異なりフル規格を要望している長崎県側への丁寧な説明も求められそうだ。 フル規格以外の4方式は、在来線と線路の幅が同じスーパー特急、新幹線と在来線の両方を走行できるFGT、武雄温泉駅での対面乗り換え、在来線を改良するミニ新幹線。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

無所属・笠氏が野党統一会派入会 「議員の職責果たす」(カナロコ by 神奈川新聞)

 衆院会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォ-ラム」は16日、無所属の笠浩史氏(衆院9区)が新たに入会したと衆院事務局に届けた。 笠氏は神奈川新聞社の取材に「国会活動のためには会派に所属しないと委員会で質問もできない。喫緊の課題である大学入試の在り方を提言するなど、議員としての職責を果たしていきたい」と説明。立民と国民の合流協議の行方を見据え、いずれの政党にも入党せず無所属の立場を続けるという。 笠氏は衆院会派「未来日本」を組んでいた長島昭久氏が昨年夏に自民党に入党後、どの会派にも所属せず活動していた。神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

憲法改正「必ずや成し遂げたい」と安倍首相(共同通信)

1/16(木) 19:32配信  安倍晋三首相は16日、憲法改正に関し「必ずや成し遂げたい」と述べた上で、9条への自衛隊明記に重ねて強い意欲を示した。自民党の「中央政治大学院」が開いた、憲法をテーマとした講座であいさつした。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

桜見る会、名簿加工の説明に疑問 野党「証拠なく信用できない」(共同通信)

 野党は16日、首相主催「桜を見る会」の追及本部会合を国会内で開いた。内閣府が部局名を隠す加工をして推薦者名簿を国会に提出した問題を巡り、実際の推薦部局と異なる記述を消すためだったとする説明に関し「証拠がなく信用できない」と疑問が集中した。関係者の処分を求める声も相次いだ。 会合に出席した内閣府の酒田元洋総務課長は、内閣府人事課が推薦したのに名簿を持ち込んだ「内閣官房内閣総務官室」との記述が残っていたため、昨年11月21日に人事課長の判断で記述を消し、翌22日に国会へ提出したと釈明した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

桜見る会の名簿加工は人事課長ら 内閣府、官房長が謝罪(共同通信)

 参院予算委員会は16日、内閣府が部局名を隠す加工をして首相主催「桜を見る会」の推薦者名簿を国会に提出した問題について理事懇談会を開いた。内閣府の大塚幸寛官房長は「極めて不適切だった」と謝罪。名簿を加工したのは人事課長ら幹部2人だったと報告した。出席者が明らかにした。 内閣府は昨年11月22日、参院予算委の理事懇談会に「内閣官房内閣総務官室」という推薦した部局に関する記載を消して推薦者名簿を提出していた。この2日前には、政府が内閣総務官室の推薦者名簿は既に廃棄したと衆院内閣委で答弁している。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

河井案里参院議員発言詳報(下)「信頼取り戻すため全力尽くす」(産経新聞)

 --真摯(しんし)な説明はできているのか 「本当に皆さまにはこうして、急なご案内、そして大変寒い中、夜遅くにお集まりいただき、誠に申し訳なく思っている。しかしながら、これまで説明をさせていただくべきところだったが、刑事告発を受けたためにそれがかなわなかった。大変心苦しく思っているということで、ぜひご容赦いただきたい」 --なんのために今日出てきたのか 「私は公人で、できる限り皆さまの前に出て、説明させていただきたいということは、当初から考えていた。しかしながら、これは刑事事件に発展する。また、告発を受ける事案だったので、なかなかそれがかなわなかった。今回、捜査が入ったということで、大変地元の皆さま方がご不安に感じていると存じたので、今日こうして話をする機会をいただいた」 --国会を休んでいたが、給与や歳費の返還は 「大変申し上げにくいが、私は病気療養をしていた。皆さま、大変健康でいらっしゃるのが一番かと思うが、国会議員の中にも、もちろん病気になる方はいる。そのような方々がいる中で、そうした決断をするのは難しいかなと思っている」 --広島地検の任意聴取は 「いいえ、まだ受けていない」 --立件された場合の進退は 「それもまだ先が見えないことで、まずは捜査の妨げにならないように捜査に全面的に協力していくということしか今は申し上げることができない。誠に申し訳ありません」 --国会議員としての職務は果たしているか 「できる限りのことは休養中の中でも行ってはきたが、これからまた、皆さまの信頼をしっかりと取り戻すために、全力を尽くしてまいりたいと考えている」 --釈明にあたって、二階俊博幹事長や菅義偉官房長官に説明は 「まだ特段の説明はしていない」 --会見の判断は自分で 「そうだ」 --夫の克行前法相を巻き込んだことについては 「本当にあの、私の選挙によって主人だけではなくて、主人を支えてくださる支持者の皆さまや、また内閣を構成している先生方には大変な迷惑をおかけをしてしまったことを痛恨の極みに感じている」 --法相の妻として、こういう疑惑に巻き込まれたことについての説明を 「法相の妻というよりも、私どもは夫婦ではありますけれども、政治的には別人格。これは、政治家・河井案里として、これからも捜査に対して全面的に協力して、そして真実を明らかにするためにすべての力を捜査機関に協力を申し上げていきたい」 --疑惑に克行氏はかかわっているのか 「私の知る限りでは、これは私の選挙で、私の問題であるというふうに判断している」 --関係なければ克行氏だけ説明できたのでは 「それは主人に聞いていただいたほうがよろしいかと存じます」 --国会議員を続けるのはどういう思いか 「日本を変えたいからだ」 --どのようにこれから取り組むか 「それは、これからの活動の中で皆さまのご信頼を取り戻していく行動によって、皆さま方の信頼をまた得られるように努力をしていきたいと思っている」 --政治家として日本を変えるというなら、法律に触れるのはもってのほか。今回の件で違法性はなかったか 「それも私はまだ十分把握をしていない。それを明らかにするためにも捜査機関の捜査に全面的に協力をしてまいりたいと思っている」 --通常国会で求められれば説明するか 「国会の中でどのような機会が」 --参考人とか 「まずは捜査機関の捜査に全面的に協力して、事実を洗いざらい解明していただきたいと思っている」 --国会では説明しないのか 「捜査機関の厳正な捜査が最も客観的であると私は考えている」Source : 国内 - Yahoo!ニュース

河井案里参院議員発言詳報(上)「政治活動を続けたい」(産経新聞)

 自民党の河井案里参院議員は15日夜、自身の公職選挙法違反事件について、東京都内で記者団の取材に応じ、広島地検の捜査に全面的に協力していく考えを示した。主なやり取りは次の通り。    ◇ --地元事務所に家宅捜索が入った。受け止めを 「家宅捜索が私の地元の事務所に入ったという報告を受けているが、詳しいことはまだ、詳細については私自身がじかに聞いていない。とにかく、これから捜査を着実に進めていただけるように全面的に協力をしていく。そのつもりだ」 --運動員に規定を上回る報酬を支払ったのではという疑いがかけられているが、釈明は 「そのことについても、捜査機関に対して全面的に協力しながら、洗いざらい調べていただき、そして真実を明らかにしていただきたい。そのための協力を惜しまない決心だ」 --有権者に一言 「私を信頼をしていただき、一票一票投じていたいただいた皆さま方の信頼を、今こうしてなかなか自分の言葉でも、また、皆さまの信頼にお答えをするための言葉を紡ぐことができない状態だ。捜査の妨げになることが今、できないことを大変心苦しく思っている。本当に有権者の皆さま、支持いただいた皆さま方には心配をおかけをして誠に申し訳なく思っている。申し訳ございません」 --国会に登院していなかったが、これまで何をしていたのか 「出陣式の際にも地元のメディアの皆さまには申し上げたが、私は適応障害という疾病をかかえており、その悪化の兆候が見られたので、療養していた」 --自民党離党、議員辞職の考えは 「皆さま方には本当に心配をおかけをして、誠に申し訳なく思っているが、今そのような考えはない。とにかくしっかりと事実を明らかにしていくために、捜査機関に協力をしてまいる所存だ」 --去年の週刊誌報道があって、調査をするといっていたが、調査状況は 「確かに、私どもの中で私的に調査をしてきた。事務所としても調査をしてきたが、告発されたために、現在その調査の状況についてはお答えすることを差し控えさせていただきたい。誠に申し訳ありません」 --法外な報酬を出した認識は 「そのことについても、これは参院選にかかわることだ。刑事事件の一環の問題として、捜査機関による捜査にすべて委ね、調べていただき、また判断をしていただきたい」 --根も葉もないことか 「そのことについても。しっかりと捜査機関で捜査していただくことだ」 --週刊文春を訴える考えは 「もちろん、いろいろ申し上げたいこと、また私自身いろいろと調べて、中途半端な情報だが、捜査機関による厳正な調査、そして公明正大な捜査というのが一番であると私は考えている。まずは捜査機関にすべて委ねるということだ」 --身の振り方は刑事処分の区切り出るまで言わないか 「とにかく、今は捜査に支障がないように全面的に協力をしていきたい」 --この時間の対応になったことと、地元で説明すべきだったのではないか 「家宅捜索の状況については、いつ入って、またいつ終わったかということも、なかなか把握することが難しい状況だった。少なくとも、今は刑事事件となっているので、捜査に支障がないように、本当に心苦しい限りだが、なかなか皆さまに申し上げられないことがある。その点はご容赦いただきたい」 --家宅捜索の容疑は 「私は直接には、そのようなものをまだ拝見していない」 --議員活動は続けるか 「私は体調を勘案しながら、できる限りこの国家のために働いてまいりたいと思っている」 --通常国会は出席するか 「体調を見ながらだが、そのようなつもりだ」 --運動員の買収はしていないか 「そのことについても、ただいま捜査中なので、なかなか申し上げることができないことをお許しいただきたい」 --この件は党本部の幹部には報告したか 「特には、直接には説明を申し上げていない」 --適応障害という診断だが、通院の状況や入院などは 「私は適応障害にかかり、今年に入って8年ほどになる。昨年頃から回復期に入ったという風に医師、そして臨床心理士の先生方から言っていただいた。これからも加療を続けながら、らせん階段をのぼるような状態でしか、なかなかこの疾病というのは回復しないわけですけど、加療を続けながら政治活動を続けてまいりたい」 --現在も通院は定期的にしているか 「そうだ」 --通院の頻度は 「これは本当にプライベートなことなので、なかなか申し上げるのも…。重いことでありますが、今、投薬治療を月に1回、そして臨床管理士によるカウンセリングを週に3回ほど受けている」 --それ以外は 「それ以外は、とにかくこの疾病というのは本来だったら3カ月、6カ月というふうに休みをとりながら回復をさせていくものだが、これまで私はそのような治療を続けてはおりませんでした。社会的な活動を続けながら治療を続けている」=(下)に続くSource : 国内 - Yahoo!ニュース