政治

野党「桜」で共闘深化…衆院選へ布石 異例の大規模追及本部(産経新聞)

 主要野党は25日、首相主催の「桜を見る会」の追及チームを格上げした「追及本部」の初会合を国会内で開いた。本部は立憲民主、国民民主、共産、社民各党などの衆参国会議員76人が参加する異例の規模。疑惑追及をともにすることで旧民主系の合流に向けた機運を高めるとともに、共産も含めた次期衆院選での協力につなげる狙いがある。 ■76人、8チーム「成功」再び 「このような形の本部の構成は憲政史上まれに見るものだ。真相を究明し、倒閣に向けた運動をしっかり進めると誓い合いたい」 会合では本部長に就いた立民の福山哲郎幹事長がこう述べ、団結を訴えた。本部長代行には追及の先鞭(せんべん)をつけた共産から小池晃書記局長が就任。参加議員は「ホテルルート」「昭恵夫人ルート」など8チームに分かれて調査などを行う予定だ。れいわ新選組を含む各党連名のビラも作成済みで、街頭などで配布する。 「ガソリン値下げ隊の再現だ。国会が閉じても追及を続け、世論を喚起する」 野党国対幹部は、旧民主党が政権奪取前の平成20年に展開したキャンペーンの「成功体験」を引き合いにそう語る。今回は共産も加わっており、疑惑追及の枠組みとしては過去最大の規模となった。 ■旧民主の溝、連合は共産にクギ 異例の共闘が成立した背景には「次期衆院選が近い」という共通意識がある。24日に投開票が行われた高知県知事選でも立民や国民の幹部級が続々と共産系候補の応援演説に入り、大規模な共闘が展開された。 小池氏は25日の記者会見で「(次期衆院選に)極めて重要な影響を与える。(共産党への)アレルギーを互いの努力で乗り越えてきた1つの到達点だ」と振り返り、旧民主系との協力が新たなステージに入ったとの認識を示した。 とはいえ、共闘シナリオには障害も多い。立民と国民には「年末合流論」も浮上しているが、7月の参院選で両党が激しく争った参院側には機運が乏しい。旧民主系を支持する連合の神津里季生会長も21日の記者会見で、共産との共闘について「一線を画して対話を進めるのが本来の姿だ」とクギを刺している。(千葉倫之)Source : 国内 - Yahoo!ニュース

ふるさと納税返礼品に基金充当 泉佐野市が条例改正へ(産経新聞)

 大阪府泉佐野市が公共施設の整備を目的に設置した基金「公共施設整備基金」を、ふるさと納税の返礼品などの経費に目的外使用していた問題で、同市の千代松大耕(ひろやす)市長は25日の定例記者会見で、基金の目的としてふるさと納税の経費などに充てることを明記し、基金の名称を「公共施設整備等基金」に修正する方針を表明した。12月3日に開会する議会に条例改正案を提案し、来年1月1日に施行する。 同市はふるさと納税の寄付金を同基金に積み立ててきたが、平成30年度に358億円を取り崩し、そのうち約300億円をふるさと納税の返礼品などの費用に充てていた。基金を目的以外に使うことを禁じた地方自治法に抵触する疑いが指摘されている。 千代松市長は「ふるさと納税の寄付者が使途について『市長にお任せ』を選択する例が多く、私としては老朽化した公共施設の改善に充てたい思いがあったが、関連経費がふくらんだ」と釈明。「まったく市の不手際で、多くの市民にご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

谷垣G「全方向」遠藤氏が代表世話人昇格へ ポスト安倍へ布陣変更(産経新聞)

 自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は25日、遠藤利明元五輪相を代表世話人に昇格させる方針を固めた。現在代表世話人を務める2人のうち中谷元・元防衛相は留任し、逢沢一郎元国対委員長は顧問に就く見込み。27日にも決定する。今後想定される党総裁選や総選挙を見据え、幹部態勢を変更する。 谷垣グループは他派閥との掛け持ちを認めており、衆参の国会議員23人が所属している。ただ、谷垣氏の政界引退後、結束力の維持が課題となっている。このため、グループ内には派閥化や他派との合流話がくすぶっている。 今年7月には、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会)と谷垣グループの幹部が会合を開いた。同グループは宏池会の流れをくみ、逢沢氏もその際、「同根で、特に近しい関係にある」と話した。 ただ、グループの一部には、平成24年9月の党総裁選で谷垣氏が、現在、岸田派の名誉会長を務める古賀誠元幹事長の反対で不出馬に追い込まれたこともあり、アレルギーが残る。また、若手を中心に菅義偉(すが・よしひで)官房長官に近い議員も少なくない。 一方、遠藤氏は岸田派幹部だけでなく、安倍晋三首相や森喜朗元首相らとも良好な関係を築いている。このため、今後、「ポスト安倍」をめぐって党内の主導権争いが強まる中で、“全方向”で他派閥との合流や派閥化を検討していくものとみられる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

二階自民幹事長と中国外相が会食 習主席来日で意見交換か(産経新聞)

11/25(月) 23:25配信  自民党の二階俊博幹事長と中国の王毅国務委員兼外相は25日夜、東京都内で会食した。 来春に予定する習近平国家主席の国賓としての来日について意見を交わしたとみられる。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

本丸かなわず…野党「前代未聞の門前払い」 シュレッダー視察に同行(産経新聞)

 立憲民主党など主要野党は25日、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿が共産党の資料請求日に破棄されていたことに関連し、内閣府が所有する大型シュレッダーの視察を試みた。桜を見る会追及本部の黒岩宇洋事務局長(立民)ら国会議員8人が乗り込んだが、職員からアポイントがなかったことなどを理由に断られ、結局、目的を果たすことはできなかった。(千田恒弥) ■汗ばむ陽気の中「寒い、中に入れて!」 「寒いので中に入れてください!」 野党統一会派に所属する無所属の山井和則衆院議員は、内閣府の入り口で防護壁のように立ち尽くす職員を前にこう詰め寄った。 この日は11月下旬とは思えないほど暖かく、同行した記者も軽く汗ばむ陽気だった。しかし、山井氏は「寒い」「寒い」と何度も訴え、「国会議員なので(約束がなくても)庁舎の中に入る権利はあるはずだ。外で待たせるのは失礼だ」などと主張した。 内閣府の職員は入庁拒否の理由の一つとして「大勢のマスコミも一緒に来たのでビックリした」と困惑気味に語った。これに対し、立民の池田真紀衆院議員が「ビックリ100倍返し、したいんだけど」と、ハイテンションで言い返す場面もあった。 ■議員8人のみ、庁舎に入ったが… 入り口での押し問答は15分ほど続いたが、マスコミを同行させないことを条件に国会議員8人は庁舎内に入ることを認められた。8人は小部屋に通され、職員と交渉を続けたが、「官房長の許可が得られない」などとして、“本丸”の大型シュレッダーまで攻め入ることはかなわなかった。 黒岩氏は内閣府訪問後、国会内で記者団に「前代未聞の門前払いを食らわせて守るシュレッダーなのか」と怒りをあらわにし、26日の再チャレンジを宣言した。 政府は共産党が資料請求した5月9日に名簿を大型シュレッダーで破棄。その理由について、内閣府は連休前に破棄する予定だったものの、シュレッダーを利用できたのが最も早くてその日だったなどと説明している。このシュレッダーは内閣府の地下1階に1台設置されており、使用には事前予約が不可欠だという。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自民、GSOMIA失効回避歓迎 外交や国防部会の合同会議で(共同通信)

 自民党は25日、外交部会や国防部会などの合同会議を開き、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の失効回避について「日米韓の安全保障にとって大変重要だ」(小野寺五典元防衛相)と歓迎した。 会議では外務、経済産業両省の幹部らが出席し、経過を説明した。衛藤征士郎元防衛庁長官は「韓国は大事な隣国だ。日本が主導権を発揮し、関係を堅持していかなければならない」と訴えた。 経産省幹部は、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取る「ホワイト国(優遇対象国)」からの韓国除外について、韓国が審査態勢の充実などに取り組まなければ見直しは困難だとの認識を示した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

野党、「桜を見る会」8班で追及 前日の夕食会経費や推薦実態調査(共同通信)

 立憲民主党など野党は25日、首相主催の「桜を見る会」問題への攻勢を強めるため、追及チームを追及本部に格上げし、国会内で初会合を開いた。安倍晋三首相の後援会が前日、ホテルで開いた夕食会の経費や、昭恵首相夫人が関与したとされる招待者推薦の実態、内閣府が廃棄した招待者名簿に関する調査などのテーマ別に8班態勢で真相究明に当たる。 12月9日の臨時国会会期末後も調査を続ける方針。首相による「公的行事の私物化」(共産幹部)の状況を明らかにし幕引きを許さない構えだ。 本部長に就任した立民の福山哲郎幹事長は「安倍政権のひどいやり方を究明し、倒閣運動を進める」と強調した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

日本産牛肉の対中輸出再開へ協定署名(共同通信)

11/25(月) 15:38配信  日中両政府は25日、日本産牛肉の対中輸出再開の前提条件となる「動物衛生検疫協定」に署名した。茂木敏充外相が日中外相会談後の共同記者発表で明らかにした。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

山形・米沢市長選 24票差で現職の中川氏再選(産経新聞)

 任期満了に伴う山形県米沢市長選が24日投開票され、無所属現職の中川勝氏(69)=自民、公明推薦=が、元衆院議員の新人、近藤洋介氏(54)をわずか24票の僅差で破り、再選を果たした。 得票数は中川氏が2万241票、近藤氏が2万217票だった。当日有権者数は6万7378人(男3万2575人、女3万4803人)で、投票率は60・57%。 選挙戦で、中川氏は「若い人が米沢から離れ、都会で就職する状況を少しでも減らしたい。置賜(おきたま)(地域)の中心として活性化を進めたい」と主張。市立病院と民間病院の連携や「米沢ブランド戦略」などを実績として強調し、市政の継続を訴えた。 一方、近藤氏は「米沢に必要なのは5年、10年先の明確なビジョンと着実な実行力」と訴え、人口減少に歯止めをかけると訴えたが、まさにあと一歩及ばなかった。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自民、2人の幹事長の思惑交錯 世耕氏、衆院くら替えなら二階氏と地盤重複(産経新聞)

 自民党の世耕弘成参院幹事長=参院和歌山選挙区=の就任祝賀会が24日、和歌山市で開かれた。会合は党県連会長を務める二階俊博幹事長が事実上主催し、出席者は地元から「2人目の幹事長」が誕生したことを祝った。ただ、世耕氏の支援者には、将来首相を目指すため衆院へのくら替えを望む声がある。そうなれば、選挙区候補をめぐり二階氏と複雑な問題が生じる可能性もあるだけに、会合ではさまざまな思惑が交錯した。(今仲信博) 「参院幹事長として堂々たる活躍が期待されている。世耕氏を支えることが、われわれの役割だ」 二階氏は会合でこうあいさつした。世耕氏も「素晴らしい会を企画いただき、ありがたく思っている」と応じ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。 しかし、党関係者は会合を冷めた目で見る。「世耕氏の祝賀会を二階氏が開くことは、地元の事情を知る立場からすればすごいことだ」と驚きを隠さない。 安倍晋三首相の側近として、経済産業相などを歴任した世耕氏には、地元で「将来は首相」という期待論が強い。ただ、世耕氏は当選5回の参院議員だ。戦後、参院議員が首相となった例はない。仮に衆院へくら替えするならば、経済企画庁長官を務めた祖父の弘一氏の出身地である新宮市を含む衆院和歌山3区での出馬が有力視される。 問題は、同区が二階氏の地盤と重なることだ。同区では二階氏の長男と三男が活動しており、地元では80歳の二階氏の引退後は「息子を後継にする」(二階氏周辺)といわれている。 「二階王国」は足元で複雑な事情を抱えている。平成28年の御坊市長選では長男が落選し、今年4月の和歌山県議選御坊市選挙区では、二階氏の元秘書だった自民現職が共産党の新人に敗れた。 実際に世耕氏はくら替えを狙うのか-。党の閣僚経験者は、首相が世耕氏を参院幹事長に選んだ背景を、首相候補ではなく「『参院のドン』になってほしいという意味だろう」と推測する。祝賀会でも、世耕氏は「参院自民党幹事長として頑張りたい」と強調した。 それでも、二階派(志帥会)は警戒を隠さない。世耕氏は参院で社会保障制度に関する勉強会を立ち上げるなど存在感を高めるだけに、派の議員は「いざとなればあの手この手でやってくるのでは」と疑心暗鬼を募らせている。Source : 国内 - Yahoo!ニュース