政治

与野党、首都で熱弁 参院選公示から初の日曜(共同通信)

 参院選が公示されて初の日曜となった7日、与野党の7党首らは東京都内など都市部の街頭に繰り出し、大票田での集票へ熱弁をふるった。安倍晋三首相(自民党総裁)は待機児童の減少に努めているとして、子育て支援を重視する姿勢を強調した。野党は、それぞれ若者や無党派層に向けて、党の主張や取り組みをアピールした。 首相は東京・JR蒲田駅前で街頭演説し、旧民主党政権下、悪化した保育士の待遇改善を進めたと説明。「言ったことは必ず実行する」と述べた。昼には東京・台場のレストランで子育て中の住民らと意見交換した。 公明党の山口那津男代表は神戸市で演説し、私立高校などの授業料を支援する仕組みについて来年4月から拡充されると指摘。「実現は、公明党が訴えてきたからだ」として、政権内での存在感発揮を唱えた。 立憲民主党の枝野幸男代表は故郷の宇都宮市の商店街を練り歩き。演説で「(安倍政権下の)6年で老後の不安、子育ての不安は大きくなっていないか。首相に辞めてもらうため立民を勝たせてほしい」と呼び掛けた。  国民民主党の玉木雄一郎代表は東京・秋葉原で若者とのトークイベントを開催。記者団に「政治家が若い有権者に近寄らないといけない。これからの社会を担う若い世代の期待に応える政治をやりたい」と語った。 共産党の志位和夫委員長は東京・新宿で演説。低所得世帯を対象にした大学授業料などを無償化する安倍政権の政策に関し「対象になるのはたった1割。これでは役に立たない」と批判。即時半額化が必要だと訴えた。 日本維新の会の松井一郎代表は東京・上野で「大阪では増税せずに私立高校、幼稚園・保育園の無償化をした」として自らの実績を示した。社民党の福島瑞穂副党首は東京・JR大森駅前で「1年間に米国から買う武器の半分の値段で子どもたちの給食の無償化ができる」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

首相、改めて改憲争点を強調 NHK参院選党首討論(産経新聞)

 与野党7党の党首らは7日、NHKの参院選(21日投開票)討論番組で憲法改正や消費税などについて論戦を交わした。安倍晋三首相(自民党総裁)は憲法改正について「議論をして義務を果たしていくのか、義務を果たしていないのかが問われている」と述べ、参院選の争点として憲法改正論議推進の是非を改めて挙げた。 立憲民主党の枝野幸男代表は「(国民は)憲法の議論に政治がエネルギーを注ぐことを求めているのか」と疑問を呈し、「優先順位が高いとは思っていない」と述べた。共産党の志位和夫委員長も「(衆参両院の)憲法審査会は憲法改正原案をつくる場。国民が望んでいないのに動かす必要はない」との考えを重ねて示した。 一方、憲法改正の手続きを定めた国民投票について政党によるテレビCMを原則、禁止とする独自の改正案を提出している国民民主党の玉木雄一郎代表は「1日も早く議論していただきたい」と訴え、日本維新の会の松井一郎代表も「憲法審での議論を求めているが、枝野さんも、志位さんも議論すらしない。国会議員として無責任きわまりない」と強く批判した。 公明党の山口那津男代表は「自民党にも性急な言動で議論の進行を妨げている部分があった。与野党ともに議論できる状況になっていない」と慎重な姿勢を示した。 10月の消費税率10%への引き上げに関しても議論した。首相は予定通り実施する方針を重ねて表明し、「伸びていく社会保障費を維持していく上で上げざるを得ない」と理解を求めた。野党はこぞって凍結を求めた。 枝野氏は「個人消費が冷え込み続けている中で増税は大きなマイナス」と指摘。志位氏も「(日本経済は)8%への増税の打撃から回復していない」と語った。松井氏は「増税の前に国会議員が身を切る改革をやるべきだ」と訴えた。 首相は、雇用環境の改善を進め、支え手を増やすことで年金制度の安定を図る考えを強調した。 枝野氏は、財政制度等審議会がまとめた建議で、75歳以上の後期高齢者の医療費の自己負担を、現行の1割から原則2割に引き上げるべきと提言したことに言及。「政府は(建議を)受け取っている。本当にやろうとしているのか」と首相に詰め寄った。首相は「打ち出の小づちはない。私たちもでできる限り年金も増やしたい。できもしないことを言うのは簡単」と反論した。 国民民主党の玉木雄一郎代表は「貯金ゼロでも、不安ゼロの社会づくりがこれからの方向性だ」と述べ、最低限の生活を維持できる年金額の確保を求めた。社民党の吉川元・幹事長は「大企業などにたまり続ける富を再分配すべきだ」と語った。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

共産党 前委員長の不破哲三氏が選挙戦序盤に東京に“降臨”したワケ(安積明子)(選挙ドットコム)

かつて事務所があった亀戸駅前で 日本共産党の不破哲三前中央委員会議長が7月6日、都内で吉良佳子候補の応援演説を行った。不破氏は七加子夫人らとともに選挙カー後部のデッキに立ち、集まった支援者たちに手を振った。「みなさんの大きなお力で、34年間国会に送っていただきました。その間、亀戸には私の事務所も設けましたので、亀戸のみなさんにはお世話になっております。心からお礼申し上げます」吉良氏の演説の前に、不破氏は簡単な挨拶を述べた。東京都選挙区では吉良氏は優勢と伝えられている。そこに不破氏の応援が入るのは、いささか奇異な気持ちが否めない。いやそれよりも、選挙戦の序盤に不破氏がマイクを握ること自体、異例ともいえるのだ。不破氏は2003年11月に衆議院議員を引退。2006年1月に党中央委員会議長を辞してから、2014年12月の衆議院選挙まで、ほとんど表舞台に立つことはなかった。 2014年衆議院選、2016年参議院選でも応援に駆け付けた その不破氏が有権者に久しぶりに姿を見せたのは、2014年12月10日に京都市内で行われた街宣だった。刺すように寒さがしみる夕刻に、不破氏は長時間立ったまま演説を行い、四条河原町に集まった5200名の聴衆を熱狂させている。次に不破氏が姿を見せたのが2016年の参議院選だ。7月5日に山梨県選挙区の宮沢由佳氏を応援し、翌6日にはJR関内駅前で同党の浅賀由香氏の応援演説を行った。駅前広場に停められた街宣車の上で、不破氏は30分以上も「野党と市民が総がかりで安倍政権に立ち向かおう」と訴えた。その翌々日の8日には埼玉県選挙区に入っている。いずれも選挙戦終盤の応援だ。なぜ不破氏がこの時期に姿を現したのか。それは支持者の高齢化と無関係ではないだろう。 高齢化した支援者にいまだ影響大? 7月4日に公示され、各政党の党首がそれぞれ「第一声」を発した。日本共産党の志位和夫委員長は新宿西口で街宣を行ったが、集まった面々は高齢者が多かった。それは選挙にも影響しているようだ。前回の参議院選では序盤、共産党は埼玉、神奈川、大阪で健闘した。定数4の神奈川選挙区では「優勢」と報じられ、定数3の埼玉県選挙区では公明党現職と3位を競い合っていた。しかし最終的にこれらの選挙区で日本共産党は敗退。3議席増は果たしたものの、不破氏が「かつてないこと」と述べたような大躍進のきっかけを逃がしている。よって支援者に喝を入れるためにも、不破氏の存在で鼓舞する必要があるのだろう。しかし不破氏はすでに89歳で、体力的な限界は否めない。亀戸駅前で簡単に挨拶した後にぐるりと循環し、錦糸町駅前に街宣車を停めて支持者らと握手した不破氏は、カメラを向けるとわずかに微笑み、軽く会釈してくれた。小さくなったその両肩にいまだ責任がのっかかっているのを、この目で見た思いがした。安積明子 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

いまさら聞けない参院選の仕組み|選挙区と比例区(選挙ドットコム)

7月4日に公示された第25回参議院議員通常選挙(以下、今回の参院選)。7月21日の投開票日まで17日間の選挙戦が行われます。ところでみなさん、参院選の仕組みをご存知でしょうか?知っていたという方も「実はよく知らない…」という方も、ここでいまさら聞けない参院選の仕組みについておさらいしておきましょう! 投票は2種類、地元と全国 参院選の選挙方式には2種類あり、「選挙区選挙」と「比例代表選挙」に分かれます。衆院選でも小選挙区と比例代表の2種類の選挙がありますが、内容は異なります。衆院選の小選挙区は全国289区に細分化されていますが、参院選挙区はおおむね都道府県ごとの45選挙区からなっています。また衆院比例区は全国11ブロックに分かれていますが、参院比例区は全国区のみです。今回当選する人数は選挙区選挙で74人、比例代表選挙で50人なので、今回の参院選では124人の議員が誕生します。 候補者名も書ける比例票 衆院選の比例では「政党名」への投票しかできません。また政党の得票総数に比例して配分された議席数と、政党があらかじめ決めた候補者の当選位順(名簿順)によって当選者が決定する「拘束名簿式」が採用されています。一方、参院選の比例では「政党名」でも「候補者名」でも投票できます。また候補者名への個人票も政党の得票数としてカウントされ、得票総数に比例した数の議席がドント方式で政党に配分されます。衆院選と違って当選順位は個人名での得票数で決まる「非拘束名簿式」が採用されています。今回からこれに加え、「特定枠」が参院選の比例で用いられますが、特定枠についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご参照ください。※ドント方式とは、各政党の得票数を1、2、3…の整数で割り、その答え=商の大きい順に定数まで議席を配分する方式です。 また「投票用紙」ですが、参院選の投票用紙は2枚あります。1枚は選挙区候補者を書く用紙。もう1枚は政党、その他の政治団体の名称又は略称を書くか、比例代表候補者を記す用紙です。いずれの投票用紙にも欄内に関係のないこと(例えばハートマークやビックリマークなど)を記した場合、無効票となります。 次ページは:タレント候補も立候補する全国比例 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

年金問題、激戦区で与野党幹部が論戦白熱 参院選初の週末(産経新聞)

 参院選(21日投開票)は6日、公示後初の週末を迎え、与野党党首が激戦区に入って年金問題などで白熱した論戦を展開した。安倍晋三首相(自民党総裁)は「強い経済を作れば年金も守っていける」と強調した。野党側は年金をめぐる不安の解消を訴えた。 首相は滋賀県長浜市での街頭演説で、6年7カ月にわたる第2次政権以降の経済政策により「380万人が新たに働き始めた。(年金の)支え手が増え、保険料収入は増えた」と実績を示した。低年金者に、年最大6万円を給付する政策も説明した。 老後資金で2000万円が不足するとした金融庁金融審議会の報告書をもとに、安倍政権批判を強める主要野党に対しては「具体的な財源を示さずに不安ばかりあおっている」と批判した。 滋賀県は自民党候補と野党統一候補が競り合う1人区だ。首相はこの後、定数4の議席をめぐり与野党の候補が乱立する大阪府に入り、大阪市の繁華街などで街頭演説に立った。 公明党の山口那津男代表は愛知県豊田市で「自公政権で勝ち抜き、政治の安定を確保したい」と訴えた。 一方、立憲民主党の枝野幸男代表は京都市で遊説し、年金問題について「高齢化社会が現実のものになった。2000万円をためなくても安心して暮らせる社会を目指す」と語り、個人消費を伸ばす必要性を主張した。枝野氏もこの後、首相と同じく大阪府入りした。 国民民主党の玉木雄一郎代表は、佐賀市で「普通の人の暮らしを第一に考える政策に変える」と語った。 日本維新の会の松井一郎代表は茨城、埼玉両県で演説した。社民党の福島瑞穂副党首は川崎市で「安倍政権は秋の臨時国会で9条改悪を発議するつもりではないか。発議を止める選挙だ」と自説を唱えた。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

河野太郎外相「誠に喜ばしい」 百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録(産経新聞)

 河野太郎外相は6日、「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」(大阪府)の世界文化遺産登録決定について「誠に喜ばしく思う」と歓迎する談話を発表した。【図でみる】百舌鳥・古市古墳群の場所 談話は、古墳群に関して「墳墓の規模と形によって当時の政治・社会の構造を表現した古墳時代の文化を物語る傑出した証拠だ」と指摘した上で、「今回の登録を契機として日本列島独自の歴史文化を物語る同資産の価値が一層広く世界に知られることを期待する」と歓迎している。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

首相、大津市の事故現場で黙とう 園児ら16人死傷(共同通信)

 安倍晋三首相は6日、保育園児ら16人が死傷した大津市の交通事故現場を視察した。参院選の自民党候補者を応援するため、滋賀県内を遊説した際に立ち寄った。地元の党関係者らから事故状況について説明を受けた後、静かに黙とうした。 首相はこの事故などを受け、園児が集団で移動する経路の安全確保策を取りまとめるよう指示。政府は先月、保育施設周辺への「キッズゾーン」新設を検討する方針を決めた。 事故は今年5月、交差点で信号待ちをしていた散歩中の園児らの列に車が突っ込み、園児2人が死亡、園児と保育士計14人が重軽傷を負った。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自公、改選過半数の勢い 野党伸び悩み、参院選序盤情勢(共同通信)

 共同通信社は第25回参院選について4、5両日、全国の有権者3万人以上を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。取材も加味すると、自民、公明両党は改選124議席の過半数63を超え、改選前の77議席前後に上る勢い。安倍政権下での憲法改正に前向きな「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席維持をうかがう。野党は立憲民主党が改選9議席からの倍増を視野に入れるものの、全体では伸び悩む。 投票先を未定とした人は選挙区54.5%、比例代表47.8%。今後、情勢が変わる可能性もある。参院選は21日に投開票される。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

激戦1人区で舌戦 首相「野党は当選したらバラバラ」 玉木氏「生活の安心取り戻す」  (産経新聞)

 参院選の公示2日目となった5日、与野党幹部は勝敗のカギを握る改選1人区を中心に舌戦を繰り広げた。与党は安全保障政策などで主張が異なるにもかかわらず、32全ての1人区で候補者を一本化した野党を批判。野党は政府の経済政策などの転換を訴えた。 「大事なことでまとまっていない。当選したらまたバラバラになって、何も決められない政治、混乱の再来になる」 安倍晋三首相(自民党総裁)は5日、新潟県村上市で演説し、自衛隊を憲法違反とする共産党と、合憲とする立憲民主党などの野党が候補者を一本化したことに疑問を投げかけた。 1人区の新潟は自民現職と、立憲民主や国民民主、共産などが推薦する無所属新人らが対決する構図で、自民は「激戦区」に指定している。 新潟は6月に震度6強の地震が発生したばかりで、首相はライフラインの復旧や観光地の風評被害対策などを急ぐ考えも示し、政権与党としての実行力を前面に打ち出した。 平成25年参院選で自民は1人区で29勝2敗(当時は31選挙区)と大勝した。ただ、28年参院選は野党の候補者一本化もあって、21勝11敗と勝率を下げた。 国民民主党の玉木雄一郎代表は5日、1人区の岡山県で、立憲民主公認で野党統一候補の新人の応援を行い、“共闘”をアピールした。倉敷市での演説では「家計を温め、消費を軸とした好循環に変えていく。庶民の生活の安心を取り戻す」と述べ、「アベノミクス」から家計重視の政策への転換を主張した。 立憲民主の逢坂誠二政調会長は東京都内で、老後資金が2千万円必要とした金融庁金融審議会の報告書を踏まえ、「2千万円をためるのは大変だが、1票で政治を変えるのは簡単だ。1票を積み重ねよう」と、支持拡大を呼びかけた。 5日からは期日前投票がスタート。期日前投票所は市役所などの公共施設のほか、ショッピングセンターや大学などにも設けられ、21日の投票日の前日まで原則として午前8時半~午後8時に投票できる。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

元格闘家や元レーサー、著名人候補で票掘り起こし(産経新聞)

 与野党は参院選にタレントやスポーツ選手ら著名人の新人候補を次々と擁立した。知名度を生かして若者を中心に無党派層の票を掘り起こす狙いがあり、今回は立憲民主党が特に力を入れている。 「食の安全、環境保護、平和外交に取り組んでいきたい」 公示から一夜明けた5日朝、立憲民主党から比例代表で出馬した元格闘家は、東京・JR渋谷駅前に立った。元格闘家は格闘技イベント「K-1」などで活躍し、中年の男性会社員らが「ファンです」と駆け寄り、握手やサインを求めてきた。約40分間の街頭活動で約90人と握手した元格闘家は「17日間でどれだけの人とコミュニケーションが取れるかの勝負だ」と意気込んだ。 今回の参院選で、立民は著名人を最も多く擁立。比例には元格闘家をはじめ、人気アイドルグループの元メンバーや漫才師、ボーカルグループの元メンバーらが並ぶ。急遽、擁立が決まったアイドルグループの元メンバーは6月29日、蓮舫副代表とともに街頭演説。白のジャケットに黒のインナーとパンツという蓮舫氏と同じコーディネートで街頭デビューに臨んだ。 立民が著名人擁立に力を入れるのは、新しい政党のため他の野党と比較して組織力が劣り、無党派層に浸透する必要があるためだ。 参院選の比例代表は「政党名」と「個人名」のどちらでも投票でき、個人名の票も政党の得票として数えられ、著名人への投票が党全体の底上げにつながる。 一方、自民党は元F1レーサーが比例代表で立候補しているほか、地元テレビ番組で活躍した元タレントが選挙区から出馬。国民民主党もタレントでスリランカ出身の大学教授を選挙区に擁立している。(今仲信博) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース