社会

笑顔が印象的 犠牲の栗林さん 川崎19人殺傷(産経新聞)

 川崎市多摩区で28日に起きた無差別殺傷事件で犠牲になった小学6年の栗林華子さんは、笑顔で周囲を和ましていた。 近隣住民によると、華子さんは両親と3人暮らし。犬も飼っていて、早朝に華子さんと母親が一緒に散歩する姿が見られた。「仲のよい家族だった」。住民らは口をそろえる。 近くに住む40代の女性は、華子さんが家の前の公園で池をのぞきこんでいる姿を見かけた。「何をしているの」と尋ねると、「オタマジャクシがいるよ」と教えてくれたという。女性は「まさか。間違いであってほしい」と言葉を詰まらせた。 華子さんが通っていたカリタス小によると、華子さんは、学校を見学にきた編入希望者らに「外国語がたくさんできるよ」と笑顔で説明することもあったという。倭文覚(しとり・さとる)教頭は「お願いしていないのに、学校の良いところを話してくれた。今でもそれが忘れられない」と振り返った。 「今日は勘弁してほしい。今後、対応する。今日は妻を一人にすることはできない」。華子さんの父は自宅前で、こう言葉を振り絞った。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

恨んだ父、手術強いた国 20年闘った女性の原点

 子どもを産み、育てる自由を奪われた人たちの訴えは、司法に届かなかった。仙台地裁は28日の判決で、旧優生保護法を違憲としながら、国の賠償を求める原告の訴えを退けた。  法廷を出た70代の原告女性は会見場の椅子に座ると、背中を丸め、体を震わせた。20人が全国7地裁で起こした強制不妊手術訴訟は、この女性の20年にわたる闘いから始まった。  宮城県の知的障害者施設を卒業後の1963年、不妊手術を受けさせられた。16歳だった。住み込みで職業訓練をしていた先の「職親」に言われ、行き先は分からぬまま、連れて行かれた。診療所には父親がおり目を覚ますと手術は終わっていた。半年後、父が「子どもができなくなる手術をした」と母に話すのをふすま越しに聞き、初めておなかの傷の意味を知った。  「なぜ手術させたの?」と父を責めても、口ごもるだけだった。3度結婚したが、不妊手術を打ち明けると、みんな離れていった。  97年、父から手紙が届いた。… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

近隣住民憤り「こんな事件は今までない」川崎刺傷(日刊スポーツ)

28日午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上で、私立カリタス小学校(多摩区)のスクールバスを待っていた児童17人、大人2人の計19人が男に次々と刃物で刺された。【写真】無差別事件が起きたファミリーマート登戸新町店前の路肩に添えられる献花 ◇   ◇   ◇「なぜこんな静かな町で」「悔しい」。登校中の児童らが犠牲となった事件に、近隣住民や関係者らは一様に悲しみと憤りを語った。現場の前に住む男性(79)は午前7時45分ごろ、「助けて」と叫ぶ子供の声や悲鳴に驚いて外に出たという。「血しぶきを浴びたのか、白いシャツが血に染まった女の子がぼうぜんと座り込んでいた」。登戸には60年住んでいるというが「こんな事件は今までない。子どもの命を奪うとは」と怒りをあらわにした。近くに住む主婦(89)によると、スクールバスは基本的に低学年の児童が使用。登戸駅から線路沿いを歩いてバス停に向かうルートも確立されており、登校時間にはいつも50~100人ほどが、行儀よく整列して並んでいたという。「職員の方も要所要所に立っていた。これまで何事もなかったのに。本当にかわいそう」と悲しそうな表情を見せた。一方、現場の目の前のマンションに住む会社員男性(26)は、容疑者とみられる男が市バスのバス停前で、グッタリと横たわっている姿を目撃。「全身血まみれで、黒っぽい服装にも血が染み込んでいた」と振り返った。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

刃物持った男に発砲 腹部に命中、搬送先で死亡 さいたま市(産経新聞)

 28日午後2時15分ごろ、さいたま市見沼区の路上で、警察官が包丁を持って向かってきた男に発砲し、腹部に命中した。埼玉県警は公務執行妨害の疑いで男を現行犯逮捕した。男は救急搬送されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。 県警大宮東署によると、男は近くに住む職業不詳、鎌田幸作容疑者(68)。 午後2時5分ごろ、「男性が倒れている」との通報を受け、同署地域課の警察官2人が駆けつけたところ、左腕付近から出血した鎌田容疑者を発見。包丁を手にして向かってきたため、2回警告後、2人で1発ずつ発砲し、うち1発が命中した。 同署は「被疑者が亡くなったのは残念。現時点で拳銃使用については適正な職務執行であったと考えている」とコメントしている。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自然守る自治体の取り組み支援へ 小池都知事(TOKYO MX)

 東京・多摩地域を視察した東京都の小池知事は、自然を生かしていく区市町村の取り組みを支援していく考えを改めて示しました。 小池知事は、積極的に木材の利用に取り組む日野市の集会所を視察しました。この施設では、利用者が落ち着ける空間を作り出そうと、多摩地域のスギやヒノキといった木材を天井や柱、階段などに多く使っています。視察した小池知事は「緑を生かして都民に喜ばれていることを心に刻みながら、これからも緑を大切にする区市町村をサポートしたい」と語り、「市長との対話を通じ、多摩地域の発展に取り組む」と意気込みを示しました。 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

児童ら19人刺され2人死亡 自殺の岩崎容疑者、計画的犯行か 川崎襲撃事件(産経新聞)

 28日午前7時40分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上で、区内の私立カリタス小学校に向かうスクールバスを待っていた児童の列を男が襲い、児童17人と大人2人の計19人が刃物で刺されるなどした。女子児童1人と別の児童の保護者が死亡し、男は犯行後に自殺。男は川崎市麻生区の岩崎隆一容疑者(51)で、神奈川県警は多摩署に捜査本部を設置し、計画的な襲撃だった可能性が高いとみて殺人容疑で捜査している。【現場状況図】事件現場では何が起きていたのか 県警によると、死亡したのは同小6年の栗林華子さん(11)=東京都多摩市=と外務省職員、小山智史(さとし)さん(39)=世田谷区。このほか男子児童1人、女子児童15人が重軽傷、保護者の40代女性が重傷を負った。 目撃情報では、停車したスクールバスの正面から岩崎容疑者が両手に刃物を持って迫り、バス脇に並んでいた児童らを次々に襲った。バスの運転手が制止しようとすると、自分の首を切って倒れたという。身柄の確保後、病院で死亡が確認された。 現場には血の付いた包丁のような刃物2本が落ちており、岩崎容疑者のものとみられるリュックサックからは、さらに刃物2本が見つかった。 搬送先の病院や川崎市消防局などによると、死亡した2人はいずれも首に深い傷があり、強い殺意で襲われたとみられる。小山さんは首のほかに背中にも複数の傷があり、児童らを守ろうとして背後から襲われた可能性がある。 カリタス小は、昭和38年に開設されたキリスト教カトリック系の共学校で、児童は約600人。運営する学校法人カリタス学園は幼稚園から高校までの一貫教育を行っている。小学校ではバスが停留所と学校を往復して児童を登校させていた。 カリタス学園は28日夕、保護者説明会の後に記者会見を開き、斎藤哲郎理事長が「何ともいえない蛮行によって落ち度のない子供たちが被害に遭ったことは怒りのやり場もなく、痛恨の極み。ご冥福を心からお祈りします」と話した。 現場は、JR南武線と小田急線の登戸駅から西に約200メートルの住宅地。Source : 国内 - Yahoo!ニュース

自動運転規定の改正道交法成立 「レベル3」で携帯使用可能に(共同通信)

 自動運転に関する規定を初めて盛り込んだ改正道交法は28日、衆院本会議で可決、成立した。一定の条件下でドライバーに代わってシステムが運転を担う「レベル3」の走行が可能になる。来年5月までに施行される。 警察庁によると、自動運転は技術レベルによって5段階に分かれる。改正法では、レベル3の自動運転中、システムからドライバーにスムーズな交代ができる状態であれば、携帯電話の使用やテレビ視聴が可能となる。 一方、事故が起きた場合などに備え、ドライバーに代わって車を運転するシステムの稼働データを保存する装置の搭載と、データの保存を義務付けた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

川崎児童襲撃、犯行は十数秒か(共同通信)

5/28(火) 21:06配信  神奈川県警は、岩崎隆一容疑者が最初に男性(39)を襲ってから児童らを切り付け、自殺するまでの時間は十数秒だったと明らかにした。目撃情報や防犯カメラの映像から判断した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

被害児童の小学校、苦渋の会見 「悲しい」「痛恨の極み」(共同通信)

 川崎市多摩区の殺傷事件に遭った児童が通う私立カリタス小は28日に記者会見を開いた。「大変悲しい」「痛恨の極み」。運営法人カリタス学園の斎藤哲郎理事長や、小学校の内藤貞子校長らは苦渋の表情で声を振り絞り、「心のケアに万全を尽くす」と訴えた。 事件では、6年生の栗林華子さん(11)と、別の児童の保護者小山智史さん(39)が亡くなった。 100人を超える報道陣が詰め掛ける中、午後6時20分すぎ、会見が始まった。斎藤理事長は沈痛な面持ちで「大変痛ましい事件で、怒りのやり場のないくらいの気持ちだ」と声を詰まらせた。その上で「心のケアに万全を尽くしたい」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

保育所の補助金、8千万円不正受給の疑い 元代表ら逮捕

 東京都内の企業主導型保育所の開設工事をめぐり、工事費を過大に見積もって国の補助金計約8千万円を不正に受け取ったとして、愛媛、徳島、山口、沖縄各県警の合同捜査本部は28日、保育所を運営していた女ら3人を補助金適正化法違反(不正受給)容疑で逮捕し、発表した。  発表によると、逮捕されたのは、保育所の運営会社元代表、坂口真美容疑者(48)=松山市=、会社役員会社役員の和田勝海容疑者(47)=東京都目黒区=、自称建設業牛渡満容疑者(44)=東京都練馬区。  愛媛県警によると、3人は2016年8月~11月、杉並区と目黒区の2カ所の保育所開設にかかる工事費を水増しして、補助金交付を審査する公益財団法人「児童育成協会」に申請し、16年12月と17年3月に計約8千万円を不正に受け取った疑いがある。  和田容疑者は都内で別の企業型保育所の運営に関わり、坂口容疑者の運営会社でも新規開園を担当していたという。企業主導型保育所は待機児童の解消策として政府が16年度から導入した認可外の保育所で、認可保育所と比べ設置基準は緩いとされる。(寺田実穂子、足立菜摘) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル