能登の伝統的な景観、守るには 黒い瓦屋根の家屋、進まぬ修繕工事
能登半島ならではの景観と風情に欠かせない黒光りする瓦屋根。元日の地震で多くの屋根が崩れるなどの被害を受けた。もうじき地震発生から3カ月となるが、本格的な修繕どころか、応急処置すら道半ばの状態だ。地震を機に、「瓦離れ」が進むのではないかとの懸念も出ている。 能登半島の家屋に特徴的な黒瓦は、表裏の両面が釉薬(ゆうやく)で覆われており、耐寒性に優れているといわれる。現在はほぼ生産されていないが、黒光りの瓦が好まれているのは変わらない。黒い瓦と下見板張りの民家が連なる石川県輪島市の黒島地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、能登の貴重な観光資源でもある。 そんな屋根瓦の修繕が進んでいない。連日のブルーシート張り、依頼「優に1千件超」 地震で住宅63棟が全壊、4…この記事は有料記事です。残り1273文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこどもと被災地東日本大震災が起きてからの13年という月日は、子どもが大人へと成長するほどの長さです。それぞれの土地で暮らす子どもたちの物語。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル