引退した競走馬を「復興」に役立てられないか。能登半島地震で大きな被害が出た石川県珠洲市で、日本中央競馬会(JRA)の元調教師・角居(すみい)勝彦さん(60)が模索を始めた。思いの原点は、現役時代のジレンマにある。 仮設住宅の建設工事などで、重機の低い音が響くなか、馬6頭が草をはむ。昨年8月にオープンした「珠洲ホースパーク」(珠洲市蛸島町)。たまに避難所から訪れた人が、ぼーっとただ馬を眺めて帰っていく。 ここにいる馬は、「役に立たなくなった」という馬たちだ。 角居さんは2007年に日本… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会が回答しなかった項目、文科省が再び回答求める
文部科学省は3日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して、宗教法人法の「報告徴収・質問権」に基づく同省のこれまでの調査で回答のなかった項目について、再び回答を求める文書を郵送した。 文科省は昨年9月、教団が100以上の項目に回答しなかったとして、行政罰の「過料」を科すよう求める通知を東京地裁に送付。地裁は3月26日、教団の田中富広会長に10万円の過料を科す決定をしている。教団は決定を不服として東京高裁に即時抗告する方針。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
能登地震義援金、熊本上回る563億円に 全壊世帯に100万円など
石川県は3日、能登半島地震の被災者に寄せられた義援金が563億5001万円になったと明らかにした。2016年の熊本地震の約535億円を上回った。 県の義援金配分委員会で示した。2月の初会合で126億円余りの1次配分が決まっており、今回、約300億円の2次配分が新たに決まった。 配分される総額は、亡くなった人のいる世帯や住宅全壊の世帯に計100万円、中規模半壊の世帯に計50万円など。 液状化の被害が多いことを踏まえ、準半壊に10万円、一部損壊に3万円の配分が2次配分で新たに決まった。県は、準半壊と一部損壊の対象は約9万3千件になると試算する。 県によると、全壊世帯への100万円の配分は、東日本大震災の宮城県と同額という。 残る約136億円の配分は、状況を見ながら今後決める。 1次配分では、被害の大きい輪島、珠洲両市など6市町の住民全員(約12万人)に1人あたり5万円の配分が決まっていたが、支給は行き届いていないという。2月下旬から受け付けを開始。約8万2千件の申請があり、実際に振り込まれたのは約1万件。 この日の会合で、有識者の委員からは「少しでも早く義援金を届けて」「1次配分でなされなかった層に配分がなされたのは前進だ」といった声が上がった。(土井良典) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・中央区のツインタワマンが販売活動休止 コンクリの強度検査で
2027年の入居開始を目指し、東京都中央区の臨海部・豊海地区で建設が進められている総戸数2046戸のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」の販売活動が休止されたことが、三井不動産などへの取材でわかった。工事に使っているコンクリートの強度検査の結果、強度を詳しく調べる必要が出てきたためという。 豊海タワーは、同社子会社の三井不動産レジデンシャルなど6社が組合員として参加する再開発組合が進める「豊海地区第一種市街地再開発事業」の中核になるタワーマンション。大手ゼネコンの清水建設が設計と施工を担当し、地上53階地下1階建て。2棟のタワー部分が住居となり、総戸数2046戸のうち1509戸が一般販売される予定。建物内には店舗や区民館、診療所なども入る。 昨年1月に着工し、現在は基礎部分の工事を終えて、1~2階の構造部分を工事している。ウェブサイトでは、竣工(しゅんこう)予定は26年11月下旬、マンションへの入居予定は27年6月としていた。 清水建設によると、工事では… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・中央区のツインタワマンが販売活動休止 コンクリの強度検査で
2027年の入居開始を目指し、東京都中央区の臨海部・豊海地区で建設が進められている総戸数2046戸のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」の販売活動が休止されたことが、三井不動産などへの取材でわかった。工事に使っているコンクリートの強度検査の結果、強度を詳しく調べる必要が出てきたためという。 豊海タワーは、同社子会社の三井不動産レジデンシャルなど6社が組合員として参加する再開発組合が進める「豊海地区第一種市街地再開発事業」の中核になるタワーマンション。大手ゼネコンの清水建設が設計と施工を担当し、地上53階地下1階建て。2棟のタワー部分が住居となり、総戸数2046戸のうち1509戸が一般販売される予定。建物内には店舗や区民館、診療所なども入る。 昨年1月に着工し、現在は基礎部分の工事を終えて、1~2階の構造部分を工事している。ウェブサイトでは、竣工(しゅんこう)予定は26年11月下旬、マンションへの入居予定は27年6月としていた。 清水建設によると、工事では… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大村知事「リニア、1日も早い開業を」 川勝知事辞任で愛知に期待感
リニア中央新幹線静岡工区の着工に慎重姿勢を取ってきた静岡県の川勝平太知事が辞職する意向を示した。自身の不適切発言に端を発した突然の表明に、愛知県内からはリニアの早期開業に期待する声が上がった。 沿線10都府県でつくるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会長の大村秀章・愛知県知事は3日、記者団に「沿線自治体の切なる願いとして、一日も早い整備、開業を進めてほしい」と強調。 名古屋市の河村たかし市長は「名古屋にとっては(建設が進むなら)ありがたい話だ」と期待する一方、川勝知事が大井川の水問題などを理由にリニアが通るトンネルの着工を認めなかったことに触れ、「静岡にとっては大事な命の水。JR東海は誰が知事になっても丁寧に進めてほしい」と注文を付けた。 名古屋駅の周辺企業などでつくる名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の河村満会長(68)は「開業が早くなるならウェルカム。JR東海と静岡県民、日本国民の三方よしになれば」と語った。 川勝知事は1日の新入職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方です」と発言していた。大村知事はこの日、「職業差別につながるもので許されない」と批判。河村市長も「冗談じゃない。なけなしの税金を払ってくれるラーメン屋のおやじを大事にしないといけない」と語った。(松島研人、寺沢知海、渡辺杏果) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大村知事「リニア、1日も早い開業を」 川勝知事辞任で愛知に期待感
リニア中央新幹線静岡工区の着工に慎重姿勢を取ってきた静岡県の川勝平太知事が辞職する意向を示した。自身の不適切発言に端を発した突然の表明に、愛知県内からはリニアの早期開業に期待する声が上がった。 沿線10都府県でつくるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会長の大村秀章・愛知県知事は3日、記者団に「沿線自治体の切なる願いとして、一日も早い整備、開業を進めてほしい」と強調。 名古屋市の河村たかし市長は「名古屋にとっては(建設が進むなら)ありがたい話だ」と期待する一方、川勝知事が大井川の水問題などを理由にリニアが通るトンネルの着工を認めなかったことに触れ、「静岡にとっては大事な命の水。JR東海は誰が知事になっても丁寧に進めてほしい」と注文を付けた。 名古屋駅の周辺企業などでつくる名古屋駅太閤通口まちづくり協議会の河村満会長(68)は「開業が早くなるならウェルカム。JR東海と静岡県民、日本国民の三方よしになれば」と語った。 川勝知事は1日の新入職員向けの訓示で「県庁はシンクタンクです。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って、皆様方は頭脳、知性の高い方です」と発言していた。大村知事はこの日、「職業差別につながるもので許されない」と批判。河村市長も「冗談じゃない。なけなしの税金を払ってくれるラーメン屋のおやじを大事にしないといけない」と語った。(松島研人、寺沢知海、渡辺杏果) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不適切なSNS投稿で罷免、裁判官の責任重視 異例ずくめの弾劾裁判
SNSへの投稿などを理由に開かれた弾劾(だんがい)裁判の結論は、「罷免(ひめん)」だった。重視されたのは裁判官に課された責任の重さ。一方、運営面では課題も残した。 「今回は非常に特殊なケース。(判断には)大変厳しいものがあった」 判決後に裁判所内で開かれた会見で、裁判長を務めた船田元・衆院議員はそう語った。 近年の罷免は盗撮などの犯罪… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不適切なSNS投稿で罷免、裁判官の責任重視 異例ずくめの弾劾裁判
SNSへの投稿などを理由に開かれた弾劾(だんがい)裁判の結論は、「罷免(ひめん)」だった。重視されたのは裁判官に課された責任の重さ。一方、運営面では課題も残した。 「今回は非常に特殊なケース。(判断には)大変厳しいものがあった」 判決後に裁判所内で開かれた会見で、裁判長を務めた船田元・衆院議員はそう語った。 近年の罷免は盗撮などの犯罪… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
相次ぐ部活動中の落雷事故、どう防ぐ 雷鳴聞こえたら建物や車内へ
宮崎市古城町のグラウンドで3日、サッカーの練習試合中に落雷があり、18人が病院に搬送された。学校の部活動中に落雷事故が発生したケースはこれまでにも起きているが、どう備えればいいのか。 過去の被害も、広いグラウンドでの発生が目立つ。 1996年8月には、大阪府高槻市のサッカー大会に出場していた高校1年の男子生徒を落雷が直撃。生徒は視力を失い、手足が不自由となる後遺症を負った。 2014年8月には愛知県扶桑町の高校グラウンドで、野球の練習試合中だった高校2年の男子生徒が落雷に遭い、死亡。16年8月にも、埼玉県川越市の高校グラウンドで野球の練習試合中だった高校1年の男子生徒が落雷に遭い、心肺停止となった。 相次ぐ被害を受けて文部科学省は18年、屋外での教育活動における落雷事故防止について全国の学校関係者に文書を出した。 文書では、指導者は落雷の危険性を認識し、事前に天気予報を確認するほか、天候が急変した場合はためらうことなく計画の変更や中止といった適切な措置を講ずるべきだと示している。 さらに具体策として、気象庁のホームページで「雷注意報」の発表状況を確認するほか、雷発生の可能性を確認できる「雷ナウキャスト」といった情報を活用するよう訴える。 落雷に対する安全対策としては、①厚い黒雲が頭上に広がった際、雷雲の接近を意識し、かすかな雷鳴でも危険信号であることを認識すること②雷鳴が聞こえたときは、落雷を受ける危険性があるため、すぐに安全な場所(鉄筋コンクリートの建物、自動車、バス、列車などの内部)に避難する必要があると指摘している。 さらに、人体は同じ高さの金属像と同様に落雷を誘因するため、体に着けた金属を外したうえでゴム長靴やレインコートなどの絶縁物を身に着けていても、落雷を阻止する効果はないと注意を呼びかけている。(前田伸也、中山直樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル