今日(7日)、19時頃、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンス。観測のポイントや各地の天気をまとめました。
見られる地域や時刻
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設。「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今夜(7日)、18時56分頃から19時頃、関東から九州にかけて広く観察のチャンスがあります。上の図は各地の最大仰角の時刻と見える方角で、この時刻の2~3分前から見え始める所があります。
明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。
今夜の天気は?
気になる今夜の天気です。関東は晴れる所が多く、「きぼう」を見られるチャンスです。今夜も厳しい冷え込みとなりますので、しっかりと寒さ対策をして観察して下さい。近畿や山陽は雲が多いですが、雲の切れ間もあるでしょう。北陸や九州は雲に覆われ、観察にはあいにくの天気となりそうです。
明日もチャンスあり
明日(8日)も18時9分頃から18時15分頃にかけて東北から近畿で観測のチャンスがあります。東北から近畿にかけては太平洋側を中心に晴れて、見られる所が多くなりそうです。是非、夜空を見上げてみて下さい!
日本気象協会 本社 吉田 友海
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