高絢実
台風15号による大雨の影響で、東海道新幹線が運転見合わせとなったことで、名古屋駅でも多くの乗客が新幹線の車内で夜を明かした。乗客らは一様に疲れ切った表情を浮かべていた。
名古屋市の女性会社員(36)は、京都市内の実家を日帰りで訪れた。京都駅から名古屋駅までは通常は35分程度だが、大雨の影響で新幹線が止まり、6時間半もの間を車内で過ごしたという。
女性は自由席で、座れずに立っていたが、しゃがみこむ人もいたという。具合が悪くなった子どももいて、「お医者さんはいますか」と車内アナウンスが流れたという。女性は「めちゃくちゃ疲れました。自然のことなので仕方ないですね」と話した。
新大阪駅から新横浜駅を目指していた大阪府の会社員の男性(28)も「疲れました」。新大阪駅から旅行目的で乗っていた看護師の女性(24)は「新幹線が動いていたら改めて旅行に行こうかなと思います」と話した。(高絢実)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル