銀行職員などを装ってキャッシュカードをだまし取ったとして、神奈川県警は自称自営業溝上邦子容疑者(53)=千葉県市川市原木=を緊急逮捕し、15日、発表した。容疑を認めており、「新型コロナウイルスのせいで仕事がキャンセルになったのでやった」と話しているという。
中原署によると、溝上容疑者は14日午後2時ごろ、川崎市中原区に住む90代の女性に「医療費の還付金がある」などと電話をかけた後に女性宅を訪れ、キャッシュカード2枚をだまし取った疑いがある。不審に思った女性が110番通報。女性宅のインターホンには溝上容疑者とみられる女が映っており、県警が武蔵小杉駅にいるところを発見したという。
溝上容疑者は逮捕時に現金数十万円を持っており、「ATMで下ろした」と話しているという。(土屋香乃子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル