「ヒカルの碁」「DEATH NOTE(デスノート)」「バクマン。」――。原作者とタッグを組み次々とヒット作を生み出してきた漫画家の小畑健さんが、画業30周年記念の展覧会が始まったのにあわせ、初の顔出し取材に応じた。リアルで緻密(ちみつ)な画で知られるが、ご本人は別な思いをもってきたのだという。
「いつも現状が精いっぱいで、振り返るということはほとんどしなかった」という小畑さん。今回、30周年を振り返る数々の作品原画が並べられたことで「色んな発見があった。この先もこれまで通り描き続けていくと思いますが、先に進むヒントが自分なりに見つかった気がする」と話す。
1989年に「CYBORGじいちゃんG」で週刊少年ジャンプで連載デビューを果たした。当時は「周囲にバレるのが嫌で」とペンネームの土方茂の名義で、人前で話すのが苦手な性格もあって海外でのサイン会を除いては顔出しもしてこなかった。
画業30周年を記念した展覧会会場で取材に応じた小畑健さん。このあとの動画でも、ご自身のことをたっぷり語っています。会場で再現した作業場に座り、彩色する様子もごらんいただけます。
「正直、個展をやるような立場…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル