増山祐史 遠藤美波
京都市の時計店で昨年5月に起きた強盗事件を指示したとして警視庁に逮捕された今村磨人(きよと)容疑者(39)が、「ルフィ」と名乗ったほか、「刃牙(ばき)」という名でも実行役の1人に指示していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
警視庁は、複数の名称を使うことで、実行役が検挙された場合に自身への捜査を遅らせる狙いがあったとみている。
捜査1課によると、今村容疑者はSNSで集めた20~40代の男女3人=強盗罪で起訴=らと共謀し、22年5月2日、京都市内の時計店から高級腕時計41点(計約6900万円相当)を奪った疑いがある。事件では、これまでに計11人が強盗罪などで起訴されている。
捜査関係者によると、警視庁は11人から聴取し、持っていたスマートフォンを解析。今村容疑者がフィリピンの収容所にいた時の様子を知る人物からも、任意で事情聴取した。
■今村容疑者が名乗った「刀芽…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル