自身のファンの少女に対して「修行」などと称して、わいせつな画像を撮影させて送らせたとして、警視庁は17日、元ユーチューバーの「ワタナベマホト」こと渡辺摩萌峡(まほと)容疑者(28)=東京都品川区勝島1丁目=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、「弁護士に相談してから話したいと思います」と認否を留保しているという。
同庁は、渡辺容疑者はユーチューバーの立場を利用して、自分のファンだった少女に画像を送らせていたとみている。
少年育成課によると、逮捕容疑は昨年11月16日、少女(当時15)に自身の下半身などを露出させたわいせつな写真を撮らせ、SNSを通じて画像3点を送らせたというもの。
渡辺容疑者はわいせつ画像の送付を「修行」と称し、「30枚送ると通話で言葉責め」「50枚送ると近くにいた時に会える」などと少女に持ちかけて次々と画像を送らせ、周囲に被害を訴えないように学生証の画像も要求していたという。
渡辺容疑者はユーチューブで複数のチャンネルを持って活動し、登録者数が一時計500万人にのぼることもあったという。今年1月、ほかのユーチューバーからの指摘で発覚した。
事件当時に渡辺容疑者が所属していた事務所「UUUM」(東京都港区)は同日、朝日新聞社の取材に対して「被害に遭われた方に深くおわび申し上げます。また、改めて、所属クリエーターの生活指導を含めたコンプライアンス指導の徹底を図ってまいります」とのコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル