茨城県境町の住宅で会社員の小林光則さん(48)とパート従業員の妻美和さん(50)が殺害された事件で、1階で寝ていた大学3年の長女(21)が、事件について「争うような大きな物音で目が覚めた」と話していることが、捜査関係者への取材で2日、わかった。
事件当夜、長女はほかの4人とは別に、1階に1人で寝ており、けがはなかった。捜査関係者によると、「怖くて部屋から出られず、収まるのを待っていたら、サイレンの音が聞こえてきた。犯人の姿は見ていない」と話しているという。
これまでの調べで、玄関や窓の鍵は壊されていなかったことが判明。家の壁などに登った痕跡がないことなどから、県警は、犯人が1階の無施錠の窓から侵入し、直接2階に向かった可能性が高いとみている。1階の部屋に立ち入った形跡はなかった。県警は今後、慎重に子どもたちへの聞き取りを進める方針。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル