東京五輪の開幕まで2週間ほどに迫ります。感染症を専門とする、岩田健太郎・神戸大大学院教授は「半年間、延期するのが望ましい」と話します。そしてこの先の最悪のシナリオは「五輪の成功」とも言います。その理由とは? 7日、オンラインで話を聞きました。
半年延期に整合性
――この時期の五輪開催に反対されています。
いますべきことは、新型コロナウイルスをしっかり抑え込み、安心して五輪をできるようにすることです。そのために一番大事なのはワクチン接種。なのに、それほど進んでいないし、数が足りなくなっている。
だから五輪を延期するのが一番、整合性がとれて理にかなっている。
感染状況によって急な変更をすることがあってもいいはず。今からでも遅くはありません。
――いまだに五輪会場の観客…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル