包丁1本を持っていたとして、愛知県警瀬戸署は26日、愛知県瀬戸市の無職男(85)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。逮捕のきっかけは、出勤途中の署長が男に声をかけられたことだったという。
署によると、男は26日午前8時10分ごろ、瀬戸市内にある瀬戸署近くの路上で、刃渡り約19センチの包丁を所持した疑いがある。
男は自転車に乗りながら、私服姿で歩いて出勤途中だった瀬戸署の西脇真二署長に「警察ですか。今から人を殺しに行く」と声をかけた。男がリュックサックから包丁を取り出したため、西脇署長は近くにいた署員らとともに男の身柄を取り押さえた。署は「署長自ら現行犯逮捕するのは非常に珍しい」と話している。(小松万希子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル