大ヒット曲「千の風になって」の訳詞と作曲を手がけた芥川賞作家の新井満さんが3日、死去した。この曲を歌った秋川雅史さんがコメントを発表し、新井さんを悼んだ。
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昨年、コロナ禍で表現の場を失った私を気遣ってお電話をくださった新井満さん。
突然の訃報(ふほう)をお聞きし、茫然(ぼうぜん)としています。
私が初めて新井満さんにお会いしたとき、新井さんは「千の風になって」という曲は「人が亡くなるという現実がある限り、永遠に必要とされるんだよ」とおっしゃいました。
私はこの言葉をいつも胸に秘め、微力ながら大切に歌わせて頂いてきました。
新井さんが紡いだこの詩のように、今は風になり、大きな空を吹きわたって私たちを見守ってくれていると信じています。
そして新井さんが遺(のこ)された詩と曲を、これからも大切に歌い継いでいきます。
ご冥福を心よりお祈りしております。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル