灼熱(しゃくねつ)の地・ドーハで行われている陸上の世界選手権。日本時間の29日朝に行われた男子50キロ競歩で、鈴木雄介選手(31)=富士通=が日本勢初となる金メダルを獲得した背景には、周到な暑さ対策があった。▼1面参照
スタート時、現地時間28日午後11時半の気温は31度、湿度74%。棄権者が続出した前日の女子マラソンより2度近く低いが、それでも蒸し風呂にいるような暑さだった。
1周2キロを25周するコースで、スタート直後から飛び出した鈴木選手は給水地点を通過するたびに巾着袋を受け取った。中身は、手のひらを冷やす保冷剤が毎周回、首に巻く冷却タオルと頭を冷やす保冷剤は交互に入っていた。…… 本文:778文字
朝日新聞社
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