北海道東部の景勝地・網走湖のそばにある網走観光ホテル(網走市)から、推定8千リットルの重油が地中に漏れ出していた問題で、ホテルを運営するブリーズベイホテル(BBH、横浜市)の津田則忠社長が24日夕、網走漁協など6団体でつくる対策協議会と面談した。津田社長は、協議会側が求める「汚染土壌すべての撤去」は実施しない考えを示したという。
面談は非公開で行われ、協議会が終了後に記者会見を開いた。
協議会の説明によると、面談はホテル側からの説明会という位置づけで、津田社長は冒頭、地元に心配をかけていることや説明が遅れたことを謝罪。続いてホテル側の説明が始まったが、推定8千リットルとされている漏れ出した重油の量について、「6千リットル程度」と主張したという。
これに対し、協議会副会長の水谷洋一・網走市長が根拠をただしたが、回答はなかったという。水谷市長は面談後、「説明が二転三転している。現状認識が現場と大きく異なっているという印象を受けた」と話した。
また、ホテル側が面談で示し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル