3年に一度訪れるNHK会長人事は毎回注目を集める。公共放送のトップとして大きな責任と権限を持つとともに、選ばれる仕組みや予算の上で政治との関係も避けられないからだ。
会長を選ぶのはNHK経営委員会だ。委員12人のうち、9人の賛同がなければ就任できないと放送法で定められている。
「NHK内部の人や、元NHKの人を会長にすることは、現時点ではないだろう」。今回の会長人事にあたり、10日ほど前にある経営委員はそう明かした。なぜか。
NHKを長く取材してきた編集委員が、経営委員会・委員長と、執行部・会長にガバナンスが分かれたNHKならではの力関係と、会長に本当に求められることについて読み解きます。
NHKは来年秋、受信契約の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル