「良かったけど、においはいかがなものか。何とかしてほしい」
4月30日、営業時間を終えた後の平川動物公園(鹿児島市)。
入園ゲート付近に設置してある意見箱を開けると、そんな内容の「ご意見」が入っていた。
悪気はなく、思ったままを書いたのだろう。
書きぶりからして、子どもではなく大人のようだった。
園長の福守朗さんは、少し残念な気持ちで眺めていた。
においに関する意見が寄せられたのは、今回が初めてではない。
毎月ではないものの、「くさい」「におう」といった声が寄せられる。
不潔な飼育環境でにおうのであれば問題だが、そんなことはない。
動物たちの病気を予防するためにも、飼育員は欠かさず清掃作業をしている。
それでも動物の体臭などが残るのは、仕方のないことだ。
いつかはメッセージを伝えなきゃいけないと思っていた。
今回の意見を読んで、今がそ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル