キャスターの辛坊治郎は8月6日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、総務省は5日に発表した人口動態調査の結果について解説した。
人口過去最大50万人減
総務省の人口動態調査で日本の人口が50万5046人減り、1億2427万になったことがわかった。減少幅は1968年の調査開始以来最大である。 辛坊)日本47都道府県のうち人口が伸びているのは1都2県です。東京は0.52%伸びています。あとは神奈川と沖縄です。沖縄県は0.16%増えています。沖縄の気候は高齢になったときにあたたかいので選ばれると思います。大阪府はマイナス0.19%です。愛知県中京地区は人口伸びていた時期もありましたが、マイナス0.14%です。軒並み人口が下がっています。
生涯出生率が最下位の東京
辛坊)東京一極集中し、東京が全国でいちばん人口が伸びています。それも生産年齢人口の人が伸びています。ですが子どもが生まれません。生産年齢人口の人が職を求めたりしています。また財政が潤沢ですから国が配る10万円に上乗せして1人12万円配ることができてしまいます。今回休業補償は東京がいちばん手厚いです。財政的に過去の知事が積み立てたものが現政権になってコロナの影響もあり、どんどん枯渇し始めている話がありますが、それでも東京は資金が潤沢です。福祉、その他の条件もいいですから高齢の方も集まりますし、生産年齢人口も会社の本社が東京にどんどん移転しますから集まってきます。そういう構造になります。その結果、全国の疲弊状態がひどいことになっています。 東京は楽しく仕事できるところかもしれませんが、忙しく仕事ができるところでもあります。全国から生産年齢人口の人が集まってきますが、全国で生涯出生率が最下位です。集まった現役世代が次の世代をつくりません。そのうち人口がいなくなるというのが冗談ではなくなりつつあります。それが加速している状況です。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース