困っている人を放っておけない。大阪人に根付く優しい「おせっかい」な心意気を育て、その輪を広げようと誕生した「大阪おせっかい研究所」。大阪市の山田晃全さん(39)は、2015年に有志たちで本格的に活動を始め、今は2代目所長を務める。
主な活動は、外国人観光客の困りごとを見過ごさず、声かけできる大阪人を増やすこと。大阪の人は、フレンドリーで人懐っこいと感じていたが、外国人となると話は別だった。知人の商店主たちから「声をかけたいけど、英語ができなくて勇気が出ない」と戸惑う声を多く聞いた。そこで、簡単な英語を楽しく身につけ、英会話に自信が持てる催しを企画してきた。
3フレーズだけで外国人と気軽に会話できる英語講座「3フレーズで伝わる!英語で道案内」や、早朝に駅などで困っている外国人に声をかけて解決を図る「おせっかい朝活」など、様々なワークショップを開いて、参加者たちの「おせっかい」に磨きをかけてきた。
中でも、外国人への道案内や…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル