そのとき英国の首相官邸は何に悩み、どう動いたか。欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票のてんまつを、官邸スタッフが詳細に記録したのが『ブレグジット秘録』だ。ロンドン市長だったボリス・ジョンソン氏の名前が何度も出てくる▼人気政治家の彼が残留派につくか、離脱派となるか。首相が神経をとがらせていた様子が描かれている。やがて離脱派の中心になるジョンソン氏だが、最初から離脱ありきという人ではなかった▼EU市場の中にいることの良さを語った過去があり、「ショッピングカートのように、あちこちに行ったり来たりする」と自分でも言っていたようだ。…… 本文:604文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
朝日新聞社
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