「地域子育て支援拠点」を巡る問題です。 親が子どもを遊ばせたり、悩みを相談できる施設…
和歌山市でその数を減らすことが決まり、施設を利用する親からは戸惑いの声があがっています。 地域子育て支援拠点「ぐるんぱ」
和歌山市から業務委託されたNPO法人が運営しています。
3歳未満の子どもを持つ親が交流したり、スタッフに子育ての相談をすることができ、利用料金はかかりません。 【スタッフ】
「幼稚園は行けてる?」
【ママ】
「幼稚園は厳しい、毎日健康チェック票みたいなのつけてるんで」
「今ではここが和歌山の実家といいますか、精神的にも身体的にも疲れ切った時にスタッフに話を聞いてもらうと心のエネルギーがたまる」
「こういうところだったらママと一緒に行けるので子供が安心して遊べるかと思います」 しかし、子育て支援拠点を巡り、ある問題が起きていました。
現在、和歌山市には12か所の拠点があります。
和歌山市は利用者が減少傾向にあることなどから、来年度、市を10のブロックに分け、それぞれ1か所の拠点に委託すると決めたのです。
拠点が2か所あるエリアは、どちらかがなくなる可能性が高く、戸惑いの声が多く上がっています。
【ぐるんぱ職員・佐藤百子さん】
「スタッフが何かをしてあげる場所というより親たちが親自身で作り上げてきている場所、親子の居場所を作っている場所だと思っている」
「子どもの育ちのことまで考えてのブロック割りなどの方向性にはなっていないと思う」 「ぐるんぱ」を利用する益谷愛さん(33)…
仕事が忙しい夫が、満足に育児に参加できるのは休日だけです。 普段は2人の子どもの世話につきっきりです。
「ぐるんぱ」がなくなれば、慣れ親しんだ職員に相談できなくなるほか、別の拠点を探すとなると、車で1時間かかる場所もあります。
【「ぐるんぱ」を利用する 益谷愛さん】
「日々の子育てを乗り切るエネルギーをためる場所がなくなるかもしれないので、これから子育てをしていく中で不安でしかない」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース