東京都内各地で入学式があった8日、文京区立根津小学校(同区根津1丁目)では新1年生と保護者らが、警察官から横断歩道の渡り方を学んだ。緒方禎己警視総監は「信号が青になってもすぐに道路に飛び出してはいけません」と呼びかけた。
この日入学した新1年生は、青信号を確認し、左右を確認してから手をあげ、緒方警視総監と一緒に横断歩道を渡った。若松杏香(ももか)さん(6)は「左右を見て渡ることとか勉強になった。いっぱい友達をつくって一緒におうちに帰りたい」と話した。
警視庁交通総務課によると、都内の交通事故による今年の死者は7日時点で39人(昨年同期比12人増)。歩行者が20人と半数を占める。
昨年までの過去5年間に、都内の交通事故で死傷した2万4541人を年齢別でみると、7歳が446人と最多で、434人の8歳が続いた。自宅近くで車道へ飛び出す事故が多いといい、担当者は「道を渡るときは左右の確認を徹底してほしい」と話した。
警察庁によると、全国の交通事故による今年の死者は624人(7日時点)。都道府県別でみると、東京と千葉が39人で最も多く、愛知37人、兵庫31人と続いた。(御船紗子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル