この夏、ロシア人とウクライナ人のバレエ講師が来日し、宮崎や横浜、京都、愛知などでレッスンをした。企画したのはロシアで活動するバレエダンサーの近藤雅代さん(28)。戦禍が続く中、両国関係者を招いた思いとは――。
7月下旬の宮崎市内のバレエ教室。レッスンを終え、日本人の子どもたちがにこやかに記念撮影をしていた。教えていたのは、ロシア・サンクトペテルブルク在住のタチアナ・リンニクさん。ロシアのバレエ学校で講師を務め、近藤さんと同じバレエ団で芸術監督もしている。
もう1人はエリザベータ・サービナさん。ウクライナ南部の港湾都市オデーサ(オデッサ)在住で、近藤さんと一緒のバレエ団で活動する。
レッスンは京都市、名古屋市、兵庫県芦屋市、鹿児島市、宮崎市、横浜市のバレエ教室で7月中旬から下旬まで開かれた。
「人のつながりまでは壊せない」
2人を日本に招いた近藤さん…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル