年明けの試験に向けて、お正月もクリスマスも返上して勉強――。大学入試のそんなイメージがますます崩れそうだ。今後10年間に、高校3年の12月までに行われる総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の募集人員を「増やす方向」の大学が3割にのぼることが、朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」でわかった。学生の多様化をはかるとともに、少子化が進むなか、早めに学生を確保したい大学の現状がある。
共同調査「ひらく 日本の大学」では、総合型・学校推薦型選抜について、今後5~10年の間に募集人員を増やす考えかどうか、大学に尋ねました。記事の後半では、その回答の理由について各大学の学長が記述した内容や、識者の分析を中心に背景に迫ります。
私立で総合型を「増やす方向…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル