新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎で3月29日に死去した、お笑いタレントの志村けんさん(当時70)の所属事務所は18日、人気テレビ番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」を編集し、動画をインターネット上で無料公開すると発表した。動画の広告収益は全額、日本赤十字社に寄付するという。
コント番組「だいじょうぶだぁ」は1987~96年まで、フジテレビ系で放映された。所属事務所「イザワオフィス」によると、諸事情で再放送などができなくなっていた。全173回分の映像素材の中から「変なおじさん」や「じいさんばあさん」など人気キャラクターの作品を選び、計10本、各30分程度の動画に再編集。18日から、動画投稿サイト「ユーチューブ」の同社の公式チャンネルで順次公開する。公開期間は来年4月17日まで。
所属事務所は「全盛期の作品が、再び世に出ることなく、葬り去られることに大きな葛藤があった。笑顔が大好きな人だった。少しでも世界各地のご家庭を明るくし、志村もお世話になった最前線で働く医療従事者の支援ができれば」と話している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル