全国の警察が昨年1~11月に受理した110番通報は784万6738件で、前年の同じ期間よりも19万1944件(2・5%)多かった。10日の110番の日に合わせて警察庁が発表した。全体の約2割は緊急対応が必要ない通報だったという。
警察庁によると、事案別では交通事故・違反などの「交通関係」が最も多い251万8293件で、全体の3割強を占めた。前年からは5・4%増えていた。
通報全体のうち、151万6082件は警察官による緊急対応が必要ない通報だった。
具体的には、聖火リレーの交通規制について教えてほしい▽息子が起きないので警察官に電話で起こしてもらいたい▽コロナ対策のため入院中の妻と面会ができない――といった内容が含まれていた。
事件事故などの急を要する案件に迅速に対応するため、不急のものは「警察相談専用電話(#9110)」を使うよう警察庁は呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル