二之湯智・国家公安委員長は8日の閣議後に行われた会見で、安倍晋三元首相の銃撃事件を受けた警察の検証の状況について、「警護対象者に対して、被疑者の接近を許したことに検証の焦点を置き、検証・見直しを進めていく」などと述べた。
警察庁が設置した警護警備の検証チームは、8月中に検証結果と警護警備のあり方の見直し案をまとめる予定で、抜本的な改定となる可能性がある。
二之湯委員長はこの日の会見で、警護上の危険度の評価▽警護計画の策定▽現場における警護警備の実施▽警察庁の関与のあり方――の4点を挙げ、「要人の警護警備に関する責任を有する大臣として、大変重い責任を感じている。警護警備の強化に向けた見直しをはかるよう、警察を指導して参りたい」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル