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9日の米アカデミー賞で、日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)さんが、メーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞した。2018年に続いて2度目の栄冠だが、授賞式後の会見で日本について問われると「文化が嫌になってしまった」と辛口のコメントをした。
米映画「スキャンダル」で受賞したカズ・ヒロさんは授賞式のスピーチで、映画に主演したシャーリーズ・セロンさんの貢献をたたえ、「あなたの勇気と情熱のおかげで、私たちはメーキャップの世界に新たな基準をつくることができた」と最大限の謝意を語った。
ただ、その後の記者会見で「日本の経験が受賞に生きたか」と質問されると、英語で「こう言うのは申し訳ないのだが、私は日本を去って、米国人になった」と返答。「(日本の)文化が嫌になってしまったし、(日本で)夢をかなえるのが難しいからだ。それで(今は)ここに住んでいる。ごめんなさい」と続けた。
カズ・ヒロさんは18年、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でメーキャップ賞を獲得。昨年3月には米国籍を取得し、日本国籍を放棄したという。(ロサンゼルス=尾形聡彦)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル