国と都で「休業要請」の線引きが定まっていない
休業要請をめぐり、幅広い業種に対し 休業を求めたい東京都と国との調整。都内にある美容室のオーナーは戸惑いを隠せない。
美容院 DEAR-LOGUE Luz 井口智明社長:
国の発表では、(休業要請に)美容院は入っていないということで、全店開店するということで模索していたが、(都の発表が)10日 までということになって、白紙状態に戻ってしまって…
戸惑いの原因は休業を求める業種の線引きが国と東京都で定まっていないことにあった。
都が6日にまとめた方針案では、理髪店や 美容室は小規模店を除き休業要請の対象だった。 ところが、都の関係者は「国からは休業要請は 2~3週間後に考える話」と言われたという。
美容院 DEAR-LOGUE Luz 井口智明社長:
検討が右に戻ったり、左に行ったりしている。 (都の発表を)とにかく1時間でも早く教えていただきたい。
ホームセンターをめぐっても対立
さらにはホームセンターの扱いを巡っても意見が対立している。
政府関係者からは「東京都が言っているような、ホームセンターは休業要請みたいなのはダメなんだよ。そうするとパニックと駆け込み・買い占めしか起こらない」との声が。
こうした事態に都内のホームセンターは…
DCM ホーマック大井競馬場前店 久末嘉之店長:
社会的なインフラの役割を担っている店だと思っておりますので、営業を継続して地域のお客様に貢献していきたいと思っております。
さらに生活必需品以外にも、建築業や農業などの資材も扱うため、休業になった場合、他の業種にまで影響が広がりかねないと懸念の声があがっている。
客:
食品だけあればいいというわけじゃないので閉まるのは厳しい
こうした中、今日行われた全国知事会のテレビ会議で小池知事は「それぞれの地域の実情に合わせた形でお願いをしていかなければならない、というふうに思っております」と発言。
東京都と国との調整には時間がかかっており、どうするのかは10日の公表まで先送りとなっている。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース