将棋界のトップ棋士らが集まるイベント「岡崎将棋まつり」が2日、愛知県岡崎市で開かれた。約900人の将棋ファンらが見守るなか、公開対局には同県瀬戸市出身の藤井聡太竜王(20)が参戦。佐々木勇気八段(28)を破り、会場を沸かせた。藤井竜王はトークショーで、5日の名人戦への意気込みも述べた。
岡崎将棋まつりは、地元出身の石田和雄九段(76)の発案で1994年4月に始まり、今回で30回目。開催月は年によって異なってきた。石田九段はあいさつで、「第1回の時は満開の桜が咲き誇っていた。今回も岡崎には満開の桜が広がり、不思議な縁(えにし)を感じている」と話した。
午後の公開対局では、藤井竜王が佐々木八段と対決。佐々木八段は、プロ入り後29連勝していた藤井四段(当時)に初黒星をつけた棋士としても知られています。対局を見守った石田九段が藤井竜王の指し手ばかりを褒めるので、会場が笑いに包まれたそうです。
午前中のトークショーでは、2部に分かれて10人の棋士が登壇した。佐々木八段は、以前の岡崎将棋まつりに参加した際、市中心部を流れる乙川をジョギングしたエピソードを披露し、「乙川はリフレッシュできます」と話した。前夜の1日には、高見泰地七段(29)らと川沿いの夜桜を鑑賞したという。
藤井竜王は小学生のころ、岡…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル