高井里佳子 華野優気
鏡があると、つい視線を向けてしまう――。そんな心理に着目し、街中に貼った盗撮注意のステッカーに気付いてもらおうと、大阪府警曽根崎署が鏡を使った「仕掛け」を試みている。わずかだが、効果も確認できたという。
JR大阪駅(大阪市北区)に直結するビル「大阪ステーションシティ」。高さ約4メートルの昇りエスカレーターの側面の壁1カ所に、A4サイズほどの鏡が貼ってある。
すぐそばには、黄色の背景に赤い字で「背後盗撮に注意」と目立つよう書かれたステッカー。自分の姿が映る鏡を気にした女性の視野に、何げなく「盗撮注意」の文章が入ることで、背後から盗撮されていないかどうか気を払ってもらおうという仕掛けだ。
府警によると、梅田など大阪市中心部を管轄する曽根崎署では昨年、盗撮事件を69件摘発した。これは府内全66署でトップだった。
設置前後で背後を気にする女性の数を数えると…
署のまとめでは、被害のうち…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル