今月1日に警察庁に新たに発足したサイバー特別捜査隊の佐藤快孝(よしたか)隊長(43)=警視正=が14日、報道各社の取材に応じた。データを暗号化して身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」による被害をはじめ、サイバー空間の脅威は深刻だとして、サイバー事案への対処や国際共同捜査への参加に意欲を見せた。
佐藤隊長は「隊には捜査や技術に精通した人材や資機材などリソースが集約されているので最大限に活用し、都道府県警と連携してサイバー事案の実態解明を進めたい」と語った。また、国境を越えるサイバー事案の対応には海外との協力が不可欠だとして「外国の捜査機関と強固な信頼関係を築き、共同捜査など国際連携を図っていく」と表明。「目に見える形で成果を上げたい」と述べた。
特捜隊は、国や地方自治体…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル