東京都狛江市の住宅で今月19日に住人の大塩衣与(きぬよ)さん(90)が死亡した強盗殺人事件から1週間となる26日、事件現場となった住宅の前で衣与さんの息子の60代男性が取材に応じ、「この事件の真相がなんなんだろうと困惑している」と心境を述べた。
男性によると、19日昼過ぎ、別の強盗事件の容疑者が持っていた携帯電話に現場の住所が記録されていたとして、警視庁調布署から「狙われているかもしれない」と連絡を受けた。帰宅して警察官と家に入ろうとしたところ鍵が開いており、室内が散乱していた。「一瞬で物取りに入られたとわかった」。母の姿が見えず、嫌な予感がして地下に行ったところ、倒れている衣与さんを見つけたという。
衣与さんについて男性は「週に1、2回は必ずスーパーに買い物に行き、自分で食べるものは自分で買って作って、しっかりした人だった」と話し、「指示役が捕まらないと同じ犯罪は繰り返される」と語った。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル