上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。
最後の観覧者になった東京都品川区のグラフィックデザイナー水口奈津季さん(37)は、「いつもと同じようにかわいかった。でも、最後だからつらい気持ちもありました。シャンシャンの存在が励みになっていたから、最後に会わせてくれたのかな」と話した。
17時の閉園後、園の大橋直哉教育普及課長が報道陣の取材に応じた。「多くの人が来てくれて、皆さんのシャンシャンを愛する気持ちがひしひしと伝わった」と振り返り、「シャンシャンはパンダの保全に貢献する大事な役割を担っている。無事に笑顔で送り出したい」と話した。
シャンシャンは21日、トラックで成田空港へ向かう予定だ。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル