ポストコロナの時代、地方企業はどうすれば生き残れるのか。人工知能(AI)を用いた来客予測などDX導入の先駆者で、本業の老舗食堂の枠を超えた経営の多角化で成長を続ける三重県伊勢市の「EBILAB」(エビラボ)。代表取締役CEOの小田島春樹さん(38)に聞いた。
――コロナ禍が一段落して、地方の企業の経営環境は変わりましたか
個人のお店、とくに飲食店はコロナ禍前に比べ、客数はトントンかちょっと少ないぐらい、というところが多い。その状況の中、コロナ下で受けた融資の返済が始まり、倒産する企業も増えている。原材料の高騰、人件費の上昇が続き、経営環境はさらに厳しくなっている。日本全体で人口が減り、経済規模が縮んでいく中で、地方はとくに大きな影響を受けるだろう。
――「ゑびや」グループは成…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル