三上修
北海道北見市の市立中央図書館で20日、絵本作家よしながこうたくさん(41)が絵本ライブを開いた。親子連れら約50人が参加し、人気の「給食番長」シリーズの新作を読み聞かせ、一緒にへんてこキャラクターを描いて楽しんだ。
よしながさんは魚のようなぬいぐるみを頭に載せて三線(さんしん)を手にして登場。軽妙な自己紹介のトークなどで子どもたちをとりこにすると、「宿題ファイター」を博多弁で読み聞かせした。
ライブペイントは子どもたちが交代で筆を手に独自のキャラクターを描いた。頭は黒い宇宙人のウサギ、体は茶色いモモ、腕は将棋の駒――。「表現することの面白さを知ってほしい」とよしながさん。へんてこキャラは子どもたちの声で「あんたがぶぇさん」と名付けた。市内の小学3年成田桃奈さん(9)は「モモの形をした体を描いて楽しかった」と話した。
よしながさんはこれまで全国で300回超の絵本ライブを開催。コロナで休んでいたが今月から一年ぶりに再開、「やっと日常に戻った」という。「みんなで一つの絵を描くなら自信がなくて尻込みしていた子もできてしまう。変なものを描けば喜ばれます」(三上修)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル