太陽の一部が月に隠される部分日食が21日夕、全国で見られる。台湾などでは太陽の中に月がすっぽりはまる金環日食になる。日食は昨年12月以来で、このときも米グアムなどで金環日食が見られた。
日食は午後4時ごろに始まり、午後5時ごろに最も欠ける食の最大を迎え、午後6時ごろに終わる。欠ける割合は南の地域ほど大きく、那覇では三日月のようになる。
太陽の観察は目を痛める恐れがあることから、国立天文台は、日食グラスなど専用品を使うよう呼びかけている。また、厚紙に小さな穴を開けてピンホールカメラのように太陽の像を写したり、手鏡で太陽の光を壁などに反射させて観察したりする方法もサイトで紹介している。
今回の次に日本で部分日食が見られるのは2023年4月。金環日食は30年に、太陽が月に完全に隠される皆既日食は35年に起きる。(小川詩織)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル