今週は二つの台風と熱帯低気圧の動きに注意が必要です。今後の見通しと、三連休の天気にかけて解説します。
日本の南には現在、台風8号と台風9号の2つの台風がありますが、
そのうち台風8号は、今夜遅くからあす6日(火)にかけて九州南部に接近、上陸する可能性が高くなっています。
今回の台風8号はコンパクトであるため、近づくと急激に雨と風が強まるのが特徴です。
今夜遅くには台風本体の雨雲が宮崎県や鹿児島県など九州南部を中心にかかりだし、局地的には猛烈な雨が降るおそれがあります。
あす6日の正午までに九州では最大で300ミリ以上の大雨が予想されています。
土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに厳重な警戒が必要です。
また、台風の接近に伴って、風も強まります。
九州や四国では瞬間的に35メートルから50メートルの非常に強い風が吹き荒れますので、暴風や高波にも警戒が必要です。
そして、台風8号が去ったあとにやってくるのが、台風9号です。
台風9号は現在、フィリピンの東ににありますが、今後も発達しながら北上し、週後半にかけて沖縄地方に近づくおそれがあります。
台風の接近に伴って、沖縄では次第に波が高くなりますので、海のレジャーなどは十分注意をしてください。
さらに注意が必要なのが新たな熱帯低気圧で、今週末から来週にかけて本州に近づく予想もでています。
三連休の天気に影響を及ぼす可能性もありますので、今後も最新の情報にご注意ください。
(気象予報士・多胡安那)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース