【動画】警察官に囲まれ、警察車両に乗せられる宮崎文夫容疑者=近隣住民提供
茨城県守谷市の常磐自動車道であおり運転をした後、停車させて男性会社員を殴りけがを負わせた事件で、県警は18日、傷害容疑で指名手配していた宮崎文夫容疑者(43)=住居、職業不詳=を大阪市内で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、宮崎容疑者は殴ったことを認めているという。県警はあおり運転の際に同乗していた交際相手の会社員喜本(きもと)奈津子容疑者(51)=大阪市東住吉区桑津1丁目=も、犯人蔵匿・隠避の疑いで逮捕した。
県警によると、宮崎容疑者は10日午前6時15分ごろ、守谷市大柏の常磐自動車道上り線の守谷サービスエリア付近で、前方を走っていた男性会社員(24)=茨城県阿見町=運転の乗用車をあおった後、前方に割り込み無理やり停車させた上で降車。男性に対して「降りてこいや。殺すぞ」などと怒鳴りつけ、運転席の窓から拳で男性の顔面を複数回殴打し、顔などにけがを負わせた疑いがある。宮崎容疑者はその後行方がわからなくなっていた。
男性は現場から110番通報し、11日に傷害罪で被害届を提出した。
一方、県警によると喜本容疑者は、宮崎容疑者が指名手配中であることを知りながら、大阪府内の自室マンションにかくまい、食事を購入して提供した疑いがある。捜査関係者によると、喜本容疑者は、守谷市の事件現場にいたことを認めているという。
宮崎容疑者が乗っていた車は、7月21日に横浜市内のディーラーから定期点検の代車として3日間貸し出されたもので、宮崎容疑者が期限を経過しても返却せず、事件翌日の8月11日に、代理人が後部がへこんだ車を返却してきたという。県警が15日、車を押収して調べたところ、約20日間で約2千キロ走行していたという。
捜査関係者によると、押収した…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル