10月から消費税率が10%に引き上げられるのを前に、税率8%で迎える最後の日となった9月30日、街では駆け込み購入がピークを迎えました。
東京・豊島区の家電量販店では「税率8%最後の日」とあって、多くの人が訪れました。この店の9月の売り上げは、テレビが一部の商品で前年の4倍、冷蔵庫やドラム型洗濯機は前年の2.2倍など、高額商品の売り上げが多かったということです。
中央区の百貨店・松屋銀座では今月、宝飾品が前年同月比およそ2倍の売り上げで、真珠やダイヤなどの定番商品が売れています。また、時計は男性用の高級なものを中心に前年同月比およそ2倍の売り上げということです。
駆け込みで高額商品を買い求める人がいる一方、生活への影響を心配する声も多く聞かれました。
いつから10%? タイミングが異なる例も
気になる増税のタイミングは、日付が変わる瞬間だけでなく、業界や企業によってさまざまです。交通機関では、電車やバスは9月30日の日付を超えても終電まではこれまで通りの料金で、10月1日の始発から新たな料金になります。一方、高速道路は1日午前0時以降にインターチェンジに入ると、新しい料金が適用されます。
各社で対応が分かれたのがインターネット通販です。新たな10%の税率がどの時点から適用されるのか、各社で違っています。アマゾンは「注文した時点」を適用するのに対し、楽天やヤフーは「注文した後、商品が発送される時点」を適用します。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース