「からあげの聖地」をうたう大分県中津市で15日、第12回からあげフェスティバルが始まり、「からあげ供給量」のギネス世界記録に挑戦した。市内外から18のからあげ専門店が参加し、計約1670キロを揚げて、見事に記録を打ち立てた。
中津市では、2011年の第4回フェスティバルで、計1076キロを揚げてギネス世界記録を達成した。だが、17年に鳥取県米子市の鶏肉加工販売会社が1530キロを揚げて、記録を更新していた。
今回は「世界一の称号を『鶏戻そう』!」と銘打って挑戦。会場のイオンモール三光で、18店が次々に揚げていき、ギネス世界記録の公式認定員が午前11時ごろに達成を宣言。記録は1667・301キロだった。関係者は「地元の誇りを『トリ』戻すことができた」と喜んだ。
からあげはその後、会場で販売された。大分県由布市から大分特産のカボス持参で訪れた田辺ひとみさん(57)は「楽しみにして来ました。色々な味があっていいですね」。孫の桜井紡希ちゃん(4)も「おいしい」と口いっぱいにほお張っていた。
フェスティバルは16日午前10時~午後5時も開かれる。(前田朱莉亜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル