色鮮やかな平安装束姿で百人一首の手合わせをする新春恒例の「かるた始め式」が3日、京都市東山区の八坂神社であった。全日本かるた協会近畿支部の8~23歳の女性12人が、境内の能舞台で優雅な手さばきを披露。競技かるたの実演もあった。
和歌を初めて詠んだとされる素戔嗚尊(すさのおのみこと)をまつる八坂神社が毎年開いており、今年で50回目。参拝者ら約400人が静かに見守る中、童女に扮した小学生4人と、「かるた姫」の大学生ら8人がかるたを取り合った。
かるた姫として参加した京都大1年の西澤知里さん(19)=京都市左京区=は「きれいな動作をするのが難しかったが、由緒ある神社でかるた始めができてうれしい」と笑顔を見せた。(高嶋将之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル