新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府が全国の小中学校などを臨時休校にするよう要請したのを受け、牛丼チェーンのすき家は28日、提供するメニューを牛丼に絞ったり、営業時間を短縮したりする対応を3月2日以降に一部の店で始めると発表した。育児のために出勤できない従業員が多く出かねないためで、今後対象の店舗を決める。
すき家は全国に約2千店を展開している。多くの店で育児しながら働くパート・アルバイトの従業員がおり、今回の政府の休校要請により、出勤できなくなる従業員が多く出る可能性がある。
今後各店で従業員の勤務希望を聞き、通常の営業が難しいと判断した店舗では、メニューを牛丼とトッピングだけにするほか、営業時間の短縮、休業で従業員の負担を減らすといった対応を検討する。広報担当者は「従業員が無理なく働けるような対応を決めた」と話している。(長橋亮文)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル