東海地方で唯一の常設寄席「大須演芸場」(名古屋市中区)が存続の危機に直面している。新型コロナウイルスの影響で、公演の中止などが相次ぎ、収入を断たれているためだ。ビートたけしさんら大物芸人も若かりし頃に立った「場」を守ろうと、演芸場側は寄付を呼びかけている。
大須観音のそばにある大須演芸場は1965年に常設寄席として開場し、コント55号や下積み時代の明石家さんまさんらも出演。さんまさんは「今日も客なし 明日は?」の落書きを楽屋に残した。大須演芸場への出演がツービート結成のきっかけだったというビートたけしさん。自伝的小説「漫才病棟」など著書の中で、大須演芸場の客席の様子や芸人仲間の思い出をつづっている。
拡大する新型コロナウイルスの影響で苦境を迎えている大須演芸場=2020年5月8日午前11時47分、名古屋市中区、岩尾真宏撮影
「日本一客の入らない寄席」と…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル