円形の窓から光が差し込むと、宇宙船のような雰囲気が漂う。今年、老朽化などを理由に解体された「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」(東京・銀座)。その居室の再利用に向けた整備が、着々と進んでいる。
建物に取り付けられていた居室(約10平方メートル)23部屋が運び込まれた千葉県内の工場では、天井やカーペットの張り替えや外壁塗装のほか、ベッドや円窓ブラインドなど設備の入れ替え作業が進む。国内外の美術館やホテルなどに譲渡され、展示や宿泊施設として利用される予定だ。
ビルは建築家の故黒川紀章氏…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル