京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、34人が死亡した事件では、今も多くの人が、家族や友人の安否が分からないまま不安な日々を過ごす。
その一人、大野萌(めぐむ)さん(21)の姉、楓(かえで)さん(22)がSNSのメッセージで朝日新聞の取材に応じ、妹への思いをつづった。
朝行ってきますと、元気にいつも通り出て行って、部屋や、着ていたパジャマ、洗濯が残っているんです。
でも帰ってこないんです。
妹が帰ってこないんです。
顔も表情も、声も話し方も全部全部鮮明に家族全員覚えています。
だからこそ実感がなさすぎて、もう何が何だか分からないんです。
何も分からないんです。
家族3人ポッカリと穴が空いているんです。
家族4人どこよりも仲が良すぎた分、空いた穴があまりにも大きすぎます。
父母にとっても自慢の子で大好きな子で、私にとっても自慢の妹で1番の妹で、もう涙が止まりません。
みんな涙が止まりません。
テレビの中の出来事だと思っていたことが、突然自分たちの身にかかり、現実を受け入れれていません。
【姉妹と両親の4人で、京都府木…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル